瀬戸康史が見抜いた嘘に秘められし愛 『ルパンの娘』Lの一族を殺そうとしている人物とは
華と和馬の恋が立ち行かなくなった頃、二人のもとに愛を伝える人が現れた。華の元には円城寺(大貫勇輔)が現れ、歌に乗せて「幼い頃から君をずっとかわいい妹のように思ってた だけど今はとても愛しい人だから」と華に愛情があることを示した。しかし告白は大仕事のあとにとっておくと言い残し、去ってしまう。一方で和馬の元にはエミリ(岸井ゆきの)が現れ、「見てください 私のことも 見てください」と俳句に乗せて気持ちを伝えるのであった。これまでも和馬を想う様子を見せてきたエミリだが、和馬に対して一歩踏み込む決心をしたのだろう。今まで二人を遠くから見ていた人物による愛の告白で、華も和馬も動揺する。しかし二人の気持ちは変わらず、結局はお互いのことしか考えていないのであった。
今回和馬は、華が泥棒であることで思い悩み、なかなか交際を続けることを決められなかった。華もまた、和馬のことで任務に集中できず空回りしている状態である。そんな二人を繋いだのは、和馬の父の言葉であった。和馬の相談に「その嘘の奥に秘めているものがなんなのか、そこまで見抜くのが本物の刑事」と答え、罪を裁くことだけではない価値観を和馬に教える。そして和馬は、今まで華がいたからこそ事件を解決できたこと、華によって助けられてきたことを思い返し、プロポーズに踏み切るのであった。
第6話の段階では華の返事はまだない。次週以降で二人の関係はさらに進展するのであろう。その一方で、泥棒と警察の恋という乗り越えるのが難しい問題も立ちはだかっている。二人がどう解決していくのか、円城寺とエミリの恋はどうなるのか、注目していきたい。
■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter
■放送情報
木曜劇場 『ルパンの娘』
フジテレビ系にて、7月11日(木)スタート 毎週木曜22:00~22:54放送
※初回は22:00~23:09(15分拡大)
出演:深田恭子、瀬戸康史、小沢真珠、栗原類、どんぐり、藤岡弘、(特別出演)、
加藤諒、大貫勇輔、信太昌之、マルシア、麿赤兒、渡部篤郎
原作:『ルパンの娘』 横関大(講談社文庫刊)
脚本:徳永友一
プロデュース:稲葉直人
監督:武内英樹
制作・著作:フジテレビ 第一制作室
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/Lupin-no-musume/