スラム出身の青年がラップの日々に明け暮れる インド映画『ガリーボーイ』ポスター&予告編公開

 10月18日公開のインド映画『ガリーボーイ』より、予告編とポスターが公開された。

 インドで活躍するアーティスト・Naezyの驚きの実話を基に描かれた本作は、インドのスラムで生まれ育ったある青年がラップと出会い、それまでの人生が一変、フリースタイルラップの大会で優勝を目指すさまを描く。

 Facebookだけで900万のフォロワーを誇るインド映画界のスター、ランヴィール・シンが主演を務め、北インドの女性監督ゾーヤー・アクタルがメガホンを取った。プロデューサーにはナズが名を連ねる。

 インドのムンバイに実在するスラム街ダラヴィで生まれ育ったムラドは、真っ当な職に就いてほしいと願う両親に大学に通わせてもらいながらも、自身で変えることも抜け出すこともできない貧しい生活に、怒りと諦めを抱えて生きていた。そんな中、ラップと新たな友人との出会いが彼の心と魂を震わせる。笑われ、親に反対され、かけがえない友情や恋も経験し、ムラドは“ガリーボーイ(路地裏の少年)”として突っ走ることを決意する。

 公開されたポスターでは、劇中で印象的に使われる「My time will come(俺の時代が来る)」「Change your fate(運命を変えろ)」という歌詞が綴られ、ムラドの真剣な眼差しが切り取られている。

『ガリーボーイ』予告編

 予告編では、インドの厳しい格差社会の中で生きるムラドが「大きな夢をみたら迷わず追うべきか」と葛藤し悩む姿や、“ガリーボーイ”としてラップするシーンも映し出されている。

 また、本作の字幕監修を作家、クリエーターのいとうせいこうが担当することが決定。いとうは「ラップが決め手のストーリーですから、どう訳すと頭に入りやすいか、体がノリやすいか、今から楽しく悩んでいます。乞うご期待」とコメントを寄せている。

■公開情報
『ガリーボーイ』
10月18日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
主演:ランヴィール・シン
監督:ゾーヤー・アクタル
出演:アーリアー・バット、シッダーント・チャトゥルヴェーディー、カルキ・ケクラン
配給:ツイン
2018/インド/154分/日本語字幕:藤井美佳/字幕監修:いとうせいこう/5.1ch/シネスコ/原題:Gully Boy
公式サイト:gullyboy.jp
公式Twitter:@gullygullymein

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