国内最大スクリーンや日本初上陸の体感型シアターも! グランドシネマサンシャイン内覧会レポート
そして最上階となる12階のシアター12(座席数542(車いす2席))には、グランドシネマサンシャイン最大の目玉となる「IMAXレーザー/GTテクノロジー」シアターが導入されている。まず12階に上がると、ガラス張りとなった側面から広がる景色と、天井一面に広がった、高さ10m、幅31.5mのLEDビジョンに目を引かれる。内覧会では、オープン日に公開となる新海誠監督最新作『天気の子』の映像が流れていたが、スカイラウンジと名付けられた、側面がガラス張りのフロアのデザインも相まって、そのダイナミックさに驚く。このフロアには、イタリアンバル「バール パノーラマ」も出店されており、景色を堪能しながら食事やドリンクを楽しむことができる。肝心の「IMAXレーザー/GTテクノロジー」シアターは、6階建てマンションに相当する、国内最大となる高さ18.9m、幅25.8mのスクリーンサイズということもあり、とにかくその大きさに圧倒される。「IMAXレーザー/GTテクノロジー」シアターは、日本では大阪にある109シネマズ大阪エキスポシティに続いて2館目の導入となるが、109シネマズ大阪エキスポシティのスクリーンよりも高さがあり、より大きな印象を受けた。
内覧会では、『生きてるだけで、愛。』の関根光才監督が手がけた、日本初となる全編フルサイズのIMAX映像からなるショートフィルム『TRANSPHERE(トランスフィアー)』が上映された。通常のスクリーンと比較すると、上下合計で約40%画角が拡がったスクリーンに映し出される、葉脈から大河へ、網膜から宇宙へと、ミクロとマクロを行き来する迫力の映像体験だった。なお、『TRANSPHERE(トランスフィアー)』は、7月19日から25日の期間、「IMAXレーザー/GTテクノロジー」シアターで上映される『天気の子』の該当上映回と『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の全ての回で上映される。
「IMAXレーザー/GTテクノロジー」シアターを含む一部シアターの座席には、グランドクラス、プレミアムクラス、スタンダードクラスの3グレードが設定されている。通常料金にプラス3000円(1200円分のミールクーポン付き)で利用できるグランドクラスは、電動リクライニング、サイドテーブルにボトルクーラーがついたシート。USBポートも完備されている。通常料金にプラス1500円(700円分のミールクーポン付き)で利用できるプレミアムクラスは、リクライニングとサイドテーブルがついたシートとなっている。通常座席となるスタンダードクラスは、パリのオペラ座にも導入されている、フランスのキネット社製のシートで、最前列にはオットマンも設置。なお、IMAXシアターの最前列には、フラットシートが設置されている。
年間売上目標30億円、年間来場目標数200万人程度というグランドシネマサンシャイン。開業日となる7月19日からは、『天気の子』『東京喰種 トーキョーグール【S】』『トイ・ストーリー4』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』『劇場版 Free!-Road to the World-夢』『アラジン』などの作品が上映される。
(取材・文・写真=宮川翔)
■施設概要
「グランドシネマサンシャイン」
スクリーン数:12スクリーン
座席数:2,443席
事業者:佐々木興業グループ(シネマサンシャイン池袋など、全国で14箇所のシネマコンプレックスを運営)
公式サイト:https://www.cinemasunshine.co.jp/theater/gdcs/
公式施設特設サイト:https://www.cinemasunshine.co.jp/pages/gdcs/