国内最大スクリーンや日本初上陸の体感型シアターも! グランドシネマサンシャイン内覧会レポート

 7月19日に開業する「グランドシネマサンシャイン」の内覧会が7月17日に行われた。

 池袋駅から徒歩約4分のサンシャイン通りに位置する同劇場は、“ENTERTAINMENT PLAZA(エンターテイメントプラザ)”がコンセプトの商業施設「キュープラザ池袋」の4階から12階にオープンする、佐々木興行が運営する12スクリーン・2443席からなる都内最大級のシネマコンプレックスだ。

 4階のメインロビーに上がると、球状のオブジェクトに映像を投影した、万華鏡のような立体アート作品がお出迎え。4階と5階は吹き抜けになっており、開放感あふれるスタイリッシュなデザインが高級感を演出する。1階には、座席数81席(車いす2席)のシアター1と座席数111席(車いす2席)のシアター2の2シアターを配置。4階にはそのほか、コンセッション、チケットブース、グッズ売り場、ソファーや座席なども用意されている。

 6階にあるシアター4(座席数160席)は、“日本初上陸”となる体感型シアター「4DX with ScreenX」を導入。「4DX with ScreenX」は、体感型アトラクションシアター「4DX」と、3面マルチプロジェクション上映システム「ScreenX」が一つのスクリーンに融合したシアターで、日本での導入はグランドシネマサンシャインが初。実際に体験してみたが、モーションシートや水、風、香りなどの「4DX」特有のエフェクトと、「ScreenX」が持つ視野270度の3面マルチプロジェクションによる上映システムが合わさることによって、まるで映画の中にいるようなダイナミックな映画体験を味わうことができた。体験終了後、自然と場内から拍手が巻き起こったことからも、新たな映画体験となることは間違いないだろう。

 8階のシアター5(座席数346席(車いす2席))とシアター6(座席数235席(車いす2席))には、シネマサンシャインオリジナル劇場規格「BESTIA(ベスティア)」を導入。「BESTIA」は、最新鋭のレーザープロジェクションシステムと、3D音響が一体になることにより、観客がまるで映画の中に入ったような感覚を楽しむことができる“次世代の映画館フォーマット”。2種類のイマーシブサウンド(DOLBY ATMOS、DTS-X)対応に加え、VIVEオーディオスピーカーが採用されたシアター6で、予告編を何本か鑑賞してみたが、通常のスクリーンよりも音がシャープでクリアな印象を受けた。鑑賞料金は通常料金にプラス200円となるが、追加で200円を払う価値は十分にあるほど、音の良さは際立った。

 10階には、シアター7からシアター11の5つのシアターを用意。なお、シアターがある各フロアの通路や廊下、トイレ、またエスカレーターなどには、ところどころに映画の要素が散りばめられている。カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭など、フロアごとに異なる国際映画祭をイメージしたインテリアが配置されていたり、映画のポスターやグッズも並べられたりと、映画ファン心理をくすぐる演出が印象的だ。待ち時間に休めるように、ソファーや椅子も各フロアにいくつか用意されている。

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