『なつぞら』渡辺麻友が物語の“スパイス”に? なつがアニメーターとして始動

 『わんぱく牛若丸』のキャラクター募集の締め切りは、お盆休み明け。なつは8月15日という終戦の日に、兄・咲太郎(岡田将生)とずっと生き別れになっていた妹・千遥に会いに行くことを決める。幼なじみであり、放送記者として取材を重ねている信哉(工藤阿須加)が、千葉の船橋に千遥らしき人を見つけたというのだ。千遥を引き取った川谷幸一(岡部たかし)は、信哉の言う通り、戦争に行って足を怪我した様子。その隣で付き添うのは、千遥らしき少女(池間夏海)。「会うのがダメなら見るだけ」と言っていたなつだが、「千遥……」と声をかけてしまうところで第11週は終了する。

 ここからはネタバレを伴うが、第12週「なつよ、千遥のためにつくれ」のあらすじを読めば、千遥らしき少女が人違いであったことが分かる。SNSでは、千遥がすでに亡くなっているのではないかという声が上がっているが、『土曜スタジオパーク』(NHK総合)のゲストに登場した渡辺麻友は今後の展開について「行方不明になっていた妹も登場したり」、川島明も「千遥ちゃんが絡んできたり」と話していることから、その線は薄いと考えられる。いずれ登場するであろう千遥だが、岡田将生、広瀬すずが演じる兄妹の妹という設定から、誰がその大役を演じるのか予想しても面白い。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
連続テレビ小説『なつぞら』
4月1日(月)〜全156回
作:大森寿美男
語り:内村光良
出演:広瀬すず、松嶋菜々子、藤木直人/岡田将生、吉沢亮/安田顕、音尾琢真/小林綾子、高畑淳子、草刈正雄ほか
制作統括:磯智明、福岡利武
演出:木村隆文、田中正、渡辺哲也ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/

関連記事