『あなたの番です』いよいよ前半戦のクライマックスに! ついに破られた“交換殺人ゲーム”のルール
菜奈(原田知世)が引いた紙に書かれていた「こうのたかふみ」が田宮(生瀬勝久)の元部下であることを突き止めた菜奈と翔太(田中圭)だったが、その甲野は翔太の目の前で何者かに襲われ命を落とすことに。もはや“交換殺人ゲーム”のルールが完全に崩れはじめていることが明らかになった日本テレビ系列日曜ドラマ『あなたの番です』。9日に放送された第9話は前半戦のクライマックス。これまで積み重ねられてきた謎に、さらなる謎が上乗せされ、そしてついにこのドラマのもうひとつの極めて大きな“ルール”が破られることとなった。
それはこのドラマのキャッチコピーでもある「毎週、死にます」というルールに他ならない。第1話で管理人の床島(竹中直人)が窓の外で転落死して以降、すべてのエピソードの中でいわゆる“死亡フラグ”が立った登場人物がエピソードの最後ギリギリで衝撃的な死を迎えるというのがこのドラマの定説でありある種の見せ場だった。しかし今回のエピソードでは、直接的な死の描写はおろか、その“死亡フラグ”さえ誰のものも立っていない。強いていうならば、集中治療室に入っていた久住(袴田吉彦)に誰かが近付くシーンだけだ。
今回のエピソードの中で、翔太は402号室の早苗(木村多江)と正志(阪田マサノブ)が何かを隠してることを見破る。翔太たちの部屋と同じ間取りのはずの402号室に作られた隠し部屋。そこに無理やり押し入った翔太は、沙和(西野七瀬)が捕らえられていること、そして謎の少年が軟禁されているのを見つけてしまうのだ。沙和が何故捕らえられているのか、神谷(浅香航大)が調べていた車、神谷と正志が揉めていた理由……。この辺りが、前半戦の結末へつながる重要なファクターと言えるだろう(神谷のメモにあった廃車というワードと、タイヤの品番を調べている点から、何らかの交通事故が連想できるが)。