清原翔×北乃きいのロマンスにも期待大! 高畑敦子が『なつぞら』にもたらす優しさとは
なつは、泰樹(草刈正雄)たちに東京に行く“本当の理由”を伝えられていないままで、どこか家族と心が通い合わない状態だった。
5月16日放送のNHK連続テレビ小説『なつぞら』第40話は、そんな宙ぶらりんな状態のまま東京に行くことが決まろうとしている、どこか切ない回だった。そんな中で、柴田家はもちろん、なつを常に見守ってきた菓子屋・雪月の存在の大きさも改めて感じさせた。
振り返ってみると、とよ(高畑淳子)は、出会った当初からなつの存在を、不器用な泰樹以上に暖かく受け入れてくれていた。今回でも、泰樹からの相談をからかいながらもしっかりと聞き入れ、なつが泰樹を騙してしまったという後悔から雪月に来た際には真っ先に笑顔でなつを抱き寄せる(なつが後悔の念を感じた際に雪月に足を運んだということからも、なつにとって雪月という場所の大きさが伺える)。
とよは、今までなつと柴田家を見守ってきたからこそ、それぞれの事情をよく理解しており、本当に泰樹となつが幸せになれる道も見えているのかもしれない。とよが『なつぞら』にもたらす優しさは、どこまでも暖かい。