『なつぞら』なっちゃんの相手役は誰だ!? 清原翔、吉沢亮、工藤阿須加ら“好男子”が大渋滞

 朝ドラ『なつぞら』(NHK総合)で、ヒロイン・なつ(広瀬すず)を取り囲む魅力的な男子の面々。現時点で、工藤阿須加、清原翔、山田裕貴、吉沢亮、犬飼貴丈らが登場しており、さらに今後は中川大志までも参戦するが、まさに好男子が渋滞している印象である。

 前作『まんぷく』の福子(安藤サクラ)と萬平(長谷川博己)カップルや、前々作『半分、青い。』での鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)、マアくん(中村倫也)、りょうちゃん(間宮祥太朗)といった組み合わせが織りなしてきた恋模様。しかし、次々と人生の大きな節目に立たされるなつにとっては毎日が激動の日々で、いまだ色恋への興味など、意識の外にあるようだ。

 そんななつを温かく支える男子の一人が、工藤阿須加演じる幼馴染み・“のぶさん”こと佐々岡信哉だ。工藤は、映画『夏美のホタル』(2016)などでもヒロインの相手役を務めているとあって、なつの恋人役には申し分のないキャリアを積んできたように思える。今作では第1話の冒頭から姿を見せ、幼い頃に離ればなれになったものの、その伏線がつい先ごろ回収されたばかりだ。穏やかな雰囲気でなつを導く彼こそ、運命的な相手に思えるが、どうなのだろうか。なつが“漫画映画”の道を志し、上京してからが大きな見せ場となりそうである。

 いまもっとも、なつにリーチをかけているのが清原翔演じる柴田照男である。彼はなつがお世話になっている柴田家の長男だ。つまり、なつにとって“兄”ではあるが、血の繋がりはないし、厳密な親族関係にはあたらない。そこで、彼の厳格な祖父・泰樹(草刈正雄)の言いつけにより、“なつとの結婚”を意識しているところだが、兄弟として育ってきただけに、微妙なところである。だが演じる清原自身、『PRINCE OF LEGEND』や、日本経済新聞のCMなどへの出演で注目を集めつつある存在なだけに、彼が恋人ポジションに収まる可能性は捨てきれない。

 なつとは幼馴染みであり、ドラマに快活さを与える小畑雪次郎を演じているのが山田裕貴。雪次郎はここに並ぶ面々の中で、どちらかと言えば三枚目キャラであり、なつ自身、もっとも意識はしていなさそうである。それに彼は、なつのクールな姉妹・夕見子(福地桃子)に目がないご様子。山田といえば『あの頃、君を追いかけた』(2018)などでも“恋する三枚目”を演じているが、彼の得意とする役どころなのだろう。雪次郎の愛嬌あふれるキャラクターは、回を重ねるごとに愛されるものとなっていきそうだ。しかし、将来的には夕見子の尻に敷かれる姿の方が、とても現実的である。

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