『ゆうべはお楽しみでしたね』インタビュー

『ゆうたの』本田翼×岡山天音が語る、ゲームで広がる人との繋がり 「生きやすい世の中に」

岡山「俺、どういうイメージなんですか(笑)」


ーー普段使いたい呪文はありますか?

本田:定番になってしまうんですが、「ルーラ」ですね。撮影の現場がちょっと遠かったので、どれだけ一瞬でワープしたいと思ったか……。その時「ルーラ」を使いたいと切実に思いました。移動の時間がなくなるだけで結構人って幸せじゃないですか。だから「ルーラ」が欲しいかな。

岡山:そうですね……あ、でも「ルーラ」いいですよね~。

本田:(かぶっちゃうから)ダメだよ(笑)。「リレミト」は? 洞窟とかから脱出する呪文。

岡山:いや、洞窟とか普段そんなに行かないですよ(笑)。そこから出られるっていうこと?

本田:入り口まで戻れるから結構大事。

岡山:俺、どういうイメージなんですか(笑)。

本田:つらい時、脱出できたらいいかなって。

岡山:なるほど。色んな意味で迷子になっちゃうことがよくあるので、じゃあ「リレミト」で(笑)。

ーーゲーム内で誕生日を祝うエピソードが素敵でした。本田さんは実際にゲームをしていて、そのような体験談などはありますか?

本田:所属していたチームで、結成から節目の年にお祝いをしたり、新しい人が入ってくるとみんなが集まって「よろしくね~」という歓迎会をやったりしましたね。嬉しいもんです。

ーー岡山さんは、ゲーム内で驚いたり、良いなと思ったことはありましたか?

岡山:まずゲームの中でみんなが集団で歩いていることに驚きました。色んなところですれ違う度に、「どうやったらそうなれるの?」と思いながらひとりでストーリーを進めていて(笑)。

本田:オンラインゲームも結局、話しかけないと友達はできないんですよね。

岡山:そうなんです(笑)。その話を最初の頃に本田さんに聞いて、出会いの町があると教えてもらったんですけど、行けずじまいでした。

ーー本田さんは『ドラクエX』内ではプレイヤーたちとどんなコミュニケーションをとるのでしょうか。

本田:私はすごい楽しんでます。自分のことは明かしていませんが、ゲーム内での友達がたくさんいて、ゲーム内のコミュ力は高いみたいです。

ーーゲーム内での人との繋がりが広がっていくことはどう思いますか?

本田:新しい時代ですよね。とってもいいと思います。ゲーム内だけの関係性かもしれないけど、日頃のストレスを発散できるし楽しみを見つけられる。そういう娯楽が増えていくことは、生きやすい世の中になっていくんじゃないのかなって。

岡山:僕もオンラインゲームで友達がたくさんいるのが素敵だなと思いました。たくみのように現実世界では、交友するのが苦手な人にも、非現実世界ではちゃんと居場所があって、孤独も感じにくくなっていくだろうし、良い文化だなと思います。

本田「お互い相乗効果だった」


ーー今回共演したお互いの印象は?

岡山:2人だけの撮影が連日続いたんですが、本田さんがいると現場がすごく明るくなるんですよ。主演として真ん中に立つ人にとって大事なことだし、僕も今後は頑張ろうって、勉強させていただきました。スケジュールはハードでしたが、楽しく撮影ができました。

本田:岡山さんもスタッフさんたちと話してたじゃないですか? 岡山さんこそ現場を盛り上げていましたよ。

岡山:そうですね(笑)。ちょっと頑張ろうと思って。

本田:お互い相乗効果だったんですね。岡山さんは、すごくマイペースな方なんですけど、感情にはむらがない方なので、すごく一緒にいて楽でした。

ーーそれぞれネイルサロンとアニメイトで働いていて、他の共演者の方の印象はいかがでしたか。

岡山:マモ様(宮野真守)演じる大仁田店長は全話に出演してるんですけど、撮影は2日間くらいだったんです。本当に2日間というのが信じられないくらい、とても濃く印象に残ってて、急にアドリブを入れるので笑いをこらえるのに大変でした。ゆうたろうくんも個性的で、色んな個性を持った人たちが集まった現場だったので、お芝居をするのが本当に毎日楽しかったです。

本田:ネイルサロンの撮影は1日で終わってしまったんですけど、芦名(星)さんがお姉さんな感じで現場を引っ張ってくださったり、あのさんがすごく独特な方で(笑)。芦名さんもサバサバしているように見えて実は恋バナが好きみたいなギャップがある方で、個性的な人たちが多い現場でした。

ーー2019年のスタートを切る作品としての意気込みをお願いします。

本田:新年早々、心が癒されるドラマになっていると思います。胃もたれした体にちょうどいい、あったかいドラマです。

岡山:うまいうまい。

本田:ね? お餅食べ過ぎた人にちょうどいい作品になっています。

岡山:非常に気合を入れて撮影したので、自分にとっての新年スタートの作品として、すごく嬉しいです。新年早々清々しい気持ちで見てもらえるドラマになっているので、ぜひ、皆さんに楽しんでいただけたらなと思います。

(取材・文=大和田茉椰/写真=木村巧)

■放送情報
ドラマイズム『ゆうべはお楽しみでしたね』
MBSにて毎週(日)24:50〜
TBSにて毎週(火)25:28〜
出演:本田翼、岡山天音、宮野真守、筧美和子、ゆうたろう、あの、稲葉友、芦名星
原作:金田一蓮十郎『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス刊)、スクウェア・エニックス(ドラゴンクエストX オンライン)
監督:田口清隆
脚本:吹原幸太
制作:ダブル・フィールド
製作:『ゆうべはお楽しみでしたね』製作委員会・MBS
(c)金田一蓮十郎/SQUARE ENIX
(c)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
(c)「ゆうたの」製作委員会・MBS
ドラマ公式サイト:https://www.mbs.jp/yutano/
ドラマ公式Twitter:@DramaYutano

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