中山美穂と黒木瞳が可憐な表情を見せる 『黄昏流星群』第1話で芽生えた2つ恋の行方は?

 『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』(フジテレビ系)が10月11日に初回放送を迎えた。同ドラマは、仕事一筋で銀行員という職務を勤めあげてきた瀧沢完治(佐々木蔵之介)がキャリアの壁に阻まれたあと、第二の人生として新たな恋を見つけてしまう大人のためのラブストーリーだ。

 どことなく古風な演出が目立ち、小道具にもその名残が見られる本作。キャストに名を連ねるのは、佐々木蔵之介、中山美穂、黒木瞳といった、かつてのトレンディドラマで一世を風靡した役者陣だ。彼らが織り成す大人のラブストーリーは、官能的ではなくどこか爽やかささえ感じさせる上品な物語であった。

 出世頭であった完治は、他人の過失からエリートコースを外れることになり出向を命じられる。その絶望から、逃げるように1人でスイスに乗り込みマッターホルンに来た。完治はここで目黒栞(黒木)と出会う。2人で過ごすうちに完治は、栞には心を開き全てを話すことができるという安心感から惹かれてしまうのであった。家では瀧沢真璃子(中山)が気を揉んで待っている。1つ目の恋が始まってしまった。

 一方、真璃子は娘である瀧沢美咲(石川恋)との親子の時間に夢中であったが、美咲に恋人ができたことで少し寂しさを感じる。そんな時、娘の恋人である日野春輝(藤井流星)に傷の手当をしてもらい心を揺さぶられる。2つ目の恋が始まる予感がした。第1話で描かれた恋はまだ小さく淡い想いであった。彼らの関係が燃え上がってしまったら、それぞれは社会的に苦しい思いをするのは目に見えているだろう。しかし、恋というのは一度始まってしまったら引き返すことは難しい。彼らの恋は今後どうなっていくのだろうか。

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