堂本剛、なぜ少ない出番にも関わらず『銀魂2』で圧倒的存在感を残せたのか?

 2017年の実写邦画No.1ヒットという功績を出した『銀魂』。早くも2018年8月17日に『銀魂2 掟は破るためにこそある』が公開され、9月4日時点で興行収入25億円を突破、シリーズ累計動員数は485万人を超える大ヒットとなっている。

 そんな『銀魂2 掟は破るためにこそある』は、銀魂ファンに人気の「真選組動乱篇」がストーリーの軸となっている。主人公の坂田銀時と人気を二分する土方十四郎、沖田総悟が属する真選組にフォーカスされている長編とあり、原作ファン、アニメファン両方からの支持が高い。プロデューサーの松橋真三氏いわく、もともとはギャグ回の「将軍接待篇」のみの内容になるはずだったという。しかし、福田雄一監督のTwitterに「真選組動乱篇をやってほしい」というツイート、リプライが多く寄せられ、真選組動乱篇が採用されたという裏話があるそうだ。(参考:ファンからの投稿が“真選組動乱篇”実写化の後押し!『銀魂2』プロデューサーが語る!(1/2) | NewsWalker

 真選組動乱篇とは、前作の原作となった「紅桜篇」に続き人気の高いシリアス長編。鬼の副長と恐れられた真選組副長・土方十四郎(柳楽優弥)が第2の人格・ヘタレオタクのトッシーに体を乗っ取られ、真選組をクビになってしまったことが物語の始まりだ。そこに真選組を乗っ取ろうと企てる参謀の伊東鴨太郎(三浦春馬)が局長・近藤勲(中村勘九郎)の暗殺を企てる。しかし実は、高杉晋助(堂本剛)率いる鬼兵隊が将軍・徳川茂茂(勝地涼)を暗殺するために伊東を操っていたのである。列車の中で伊東派に寝返った同志たちを次々と斬っていく沖田総悟(吉沢亮)、ヘタレオタクに体を乗っ取られながらも近藤を助けようと己を奮い立たせる土方、土方とは犬猿の仲でありつつもそれをサポートする銀時(小栗旬)、とにかく見どころが多々詰まっている。

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