山崎賢人と上野樹里が守りたい“夢” 『グッド・ドクター』子供の未来を支える小児外科医の姿

 「小児外科医になって全ての子供を大人にしたい」。湊(山崎賢人)は、幼い頃に兄を亡くして以来、この夢を持って小児外科医を目指してきた。『グッド・ドクター』(フジテレビ系)第5話では、天才ボーイソプラノ歌手・羽山響(城桧吏)が喉の不調を訴え、東郷記念病院を訪れる。父の徹郎(三浦誠己)が、術後に高音が出なくなることが懸念されるリスクのある手術を響には受けさせられないと反発するなか、湊は響の夢に寄り添っていく。

 響は、自身が歌えば歌うほど、世間からの賞賛だけを求める父親が自分自身を見ていないと感じ、「歌なんて、嫌いだ」と言い放つ。徹郎は、響を誰よりも幸せにしたいがために才能を伸ばそうとする一心で、響の苦しみや本当の気持ちが見えないでいたのだろう。湊は、響と響の大ファンである倫太朗(斎藤汰鷹)たちを近づけ、「響くんの歌を好きな人はたくさんいます」と、響の素直な気持ちを引き出そうしているようだった。

 響は、突然倒れてしまい、白血病の再発の可能性があると診断された倫太朗のために、自ら提案して小児外科の子供たちと合唱する。「うれしかった。みんなと一緒に合唱して僕の歌が誰かのためになるんだって思えて」と、歌うことに対して自身の本当の気持ちを確認した響は、「お父さんのおかげだよ。いつだって僕に、一生懸命歌を教えてくれたから。僕、また歌いたい」と父親に感謝を伝えた。

 「僕は、響くんの夢を守りたいです。夢は生きる力をくれます。簡単に諦めてはいけません」。湊自身、兄を失くした悲しみから、夢が生きる希望となっていた。響の手術が失敗してしまったときに、司賀院長(柄本明)は「彼らが守りたいのは病院の体裁でも何でもない。子供の未来です。それが小児外科医の仕事です」と、病院の名声が落ちることを恐れる理事長・美智(中村ゆり)に告げている。子供の頃から湊の未来を守り続けてきた司賀院長の想いは、湊の想いと通じる部分が感じられた。

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