松井玲奈ら“尼~ず”大活躍! 『海月姫』第9話、新海誠の娘も“あのシーン”で登場

 “尼〜ず”と鯉淵兄弟の呼びかけに涙する倉下月海(芳根京子)に、カイ・フィッシュ(賀来賢人)は無情にも天水館を救うか彼らのもとに戻るかの選択を迫る。3月12日に放送された月9ドラマ『海月姫』(フジテレビ系)の第9話。ドラマのフィナーレへと向かう最大の山場で大活躍をしたのは、他の誰でもなく“尼〜ず”のメンバーたち。とくに“ばんばさん”(松井玲奈)だった。

 月海がシンガポールに行ってしまうことですっかり消沈する彼女たちに、クラゲのドレス作りやデモ行進など、これまで月海が率先してやってきたことの意味を説く修(工藤阿須加)。それに突き動かされるように月海を奪還すること、そしてそれは天水館を失うことだと理解して自立の道を開拓しようと、ついに働く決意を固める“尼〜ず”。

 

 中国史を唱えながらティッシュ配りをする“まやや”(内田理央)に、受付嬢をやるも来客者と会話がうまくできない“ばんばさん”。“ジジ様”(木南晴夏)は次から次へくる事務仕事で大好きな「たけ散歩」が観られず、“千絵子抄”はカフェの接客でぎこちなさを垣間見せる。それでも、全員が月海のことを考えて、逆境に耐えながら仕事と向き合っていくのだ。

 その力がみなぎるきっかけとなるのは、“まやや”は通行人からの冷たい言葉、“千絵子抄”は同僚からの悪口、そして“じじ様”は「たけ散歩」だった中で、“ばんばさん”だけは静かに1人で考えて、自発的に動き始める。これまでドレス作りのときに誰よりもやる気がなく反抗し、自分のことばかり考えつづけていた彼女が、ついに明確な変化を見せたのである。

 そして、パスポートセンターに現れるであろう月海を捕まえるべく、各自がチームに分かれて張り込みをする中で、ずっとアフロヘアで隠れていた目が露わになる。成田空港までの道のりを、脳内に記憶された時刻表でスムーズに割り出すという秘技を見せつけ、“鉄道オタク”趣味を徹底的に生かす。まさに、そのあとの食卓のシーンで彼女が肩から下げている「本日のMVP」のタスキがふさわしいほどの大活躍だ。

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