川栄李奈が語る、『アシガール』阿湖姫役の楽しさ 「唯之助とは対照的なお姫様感を意識しています」

「撮影はすべて楽しい」

――特に刺激を受けた同世代の役者は誰ですか?

川栄:特定の誰かというより、『ごめんね青春!』(TBS系/2014年)というドラマの撮影がすごく刺激的でした。『ごめんね青春!』は、学園ドラマだったので、出演者が同世代の方たちばかりで、みんなで作り上げている感じが強かったんです。実はこのドラマでも(黒島)結菜と共演しています。また、先生役の錦戸(亮)さんや、満島(ひかり)さんはじめ、幅広い年代の方たちと一緒にお芝居をするのも新鮮でした。

AKB48の中しか知らなかった私が、いざ外に出てみると、今まで見ていた景色と全然違っていて、こんなにすごいんだと感動したんです。私はアイドル活動をやりながらお芝居をしているけど、ほかの皆さんは役者一本の方がほとんどだったので、そこが自分の中で引っかかりました。AKB48をやりながらお芝居をするというやり方も、もちろんあるとは思うんですけど、私はお芝居がやりたいと強く感じたので、だったらAKB48を辞めようと決心したんです。

――『アシガール』では共演者から刺激を受けることはありますか?

川栄:結菜とは今回で3回目の共演なのですが、ちょっと男の子っぽい面を持っているので、唯之助役がぴったりだなと。走るシーンが多く、主役でもあるので、撮影は大変だと思うのですが、結菜は一切弱音を吐かず、楽しそうにお芝居をしています。そんな結菜の姿を見て、私もがんばろうと思っています。

ーー撮影での楽しかったエピソードはありますか?

川栄:基本、撮影はすべて楽しいです。姫という役や時代ドラマをやらせていただくことがほとんどなかったので、すごくいい経験をさせていただいています。

――最後に今後の見どころを教えてください。

川栄:阿湖姫の見どころは、可愛らしくてふわっとしたお姫様なのですが、実は強くて優しい女の子というのが、徐々にわかってくるところです。阿湖姫のかっこよさを観ていただきたいですね。作品としては、私は唯之助が忠清さんのために駆け回る姿が好きなので、最後まで彼女の一生懸命な姿に注目しています。

(取材・文・写真=戸塚安友奈)

■放送情報
土曜時代ドラマ『アシガール』
NHK総合にて、毎週土曜よる6時5分から6時43分<連続12回予定>
出演:黒島結菜、健太郎、松下優也、ともさかりえ、川栄李奈、石黒賢、イッセー尾形 ほか
原作:森本梢子
脚本:宮村優子
音楽:冬野ユミ
演出:中島由貴、伊勢田雅也、鹿島悠(NHKエンタープライズ)
制作統括:内田ゆき(NHKエンタープライズ)、土屋勝裕(NHK)
公式サイト:http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/ashigirl/

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<応募締切>
12月3日(日)

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