松本人志「ジミーは芸歴なんてあってないようなもん」 『ドキュメンタル』シーズン2配信へ

 ダウンタウン・松本人志によるバラエティー・シリーズ『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』のシーズン2が、本日4月26日より日本のAmazonプライム会員向け配信サービス「Amazonプライム・ビデオ」で独占配信される。 個性豊かな10人の芸人たちが賞金1000万円をかけて、“密室笑わせ合いサバイバル”に挑む姿を捉えた同シリーズは、地上波ではなかなか見ることができない芸人たちの生々しいネタの数々と、独特の緊張感がある作風で大きな話題となった。リアルサウンド映画部は今回、松本人志の合同取材に参加し、シーズン2の見どころについて話を聞いた。

 シーズン2の参加者は、シーズン1に続いての参加となる宮川大輔、藤本敏史(FUJIWARA)、ジミー大西の3人と、初参戦となる日村勇紀(バナナマン)、児嶋一哉(アンジャッシュ)、小峠英二(バイきんぐ)、大島美幸(森三中)、津田篤宏(ダイアン)、吉村崇(平成ノブシコブシ)、斉藤慎二(ジャングルポケット)の7人。参加者10名、参加費1人100万円、制限時間6時間、同じ部屋に集まった参加者同士が笑わせ合い、笑ってしまった参加者には程度に応じてイエローカードもしくはレッドカードが出されて退場になるというのが基本ルールだ。

 しかし、今回はそのルールに若干の変更があると、松本人志は語る。

「シーズン1は割と評判良いとは聞いていましたけれど、現状のルールだと中盤くらいでピークを迎えてしまうので、改正は必要かなと考えていました。後半どういう風にエキサイティングにしていけるかなと考えて、ポイント制を導入しました。ボクシングじゃないけれど、アグレッシブさもポイントにしていかないと。自分からは何もしかけない、笑わすこともしなければ笑いもしない人が優勝では、さすがにちょっと盛り上がりに欠けますからね。これがうまくいって、今回はどんどん、尻上がりに良くなっていくというか、最後にうまくピークをもってこれたかなと思います。そこが、シーズン1との大きな違いですね」

 また、メンバーの人選も“アグレッシヴさ”を重視したとのこと。

「自分たちで笑いを取りにいくというか、どんどん仕掛けていく、ディフェンスよりもオフェンスが得意な10人をうまく選ぶことができたかなと。加えて、吉本の芸人にあまりとらわれないで、間口を広げていくことも意識しました。僕がぜひ入って欲しいなという人は、全員来てくれましたね。バイキングの小峠とか、バナナマンの日村とか。アンジャッシュの児嶋は、僕は別にどっちでも良かったですけれどね。変に『やりたい!』っていうから、泣く泣く入れた(笑)」

 一方、シーズン1から引き続き参加している者については、次のように語る。

「大輔とフジモンは、初めての人ばかりだとどうなのかな?ってところで、経験者がいてくれた方が良いし、前回もうまくムードを作ってくれたので、面白い展開が生まれやすいかなと。ジミー大西は、逆に飛び道具というか、こういう人もひとりはいるかなぁと。まぁ早い段階でいなくなっていくんやなぁと思うんですけれどね(笑)」

 また今後、松本自身がゲームに参加する可能性も、決してないとは言えないようだ。

「僕は参加したいんですよ。でも、なんなんでしょうね、周りが止めるんですよ。どういう意味があって止めているのかわからないけれど。でもいつかはやってみたいし、もっと言えばシーズン10くらいまでいって、チャンピオン大会みたいなのができたら面白い。僕もすぐに参加したいけれど、芸歴がみんなよりちょっと上になってしまうので、そこが悩ましいところ。まあ、ジミーは芸歴なんてあってないようなもんやけどね、ギュッとしたら2ヶ月くらい(笑)。ある程度の芸歴の者が集まって、シニア会みたいなものがあれば、ぜひやってみたい」

 とはいえ、ジミー大西と勝負するのはできれば避けたいという。

関連記事