桜井ユキが語る“遅咲き”のメリット「24歳までに経験したことが演技の引き出しになっている」
「日本で実績を残して海外へ飛び立ちたいです(笑)」
ーー仕事にはストイックに向き合うタイプですか。
桜井:ストイックというよりも、特殊なお仕事なので気の緩みが命取りになると考えていて。ステップアップという意味では、日本だけでなく海外でも仕事をしてみたいです。世界が広がることでやりたいことがどんどん出てくるだろうし、そこで活躍することができれば新たなステージに踏み出せる気がします。とは言っても、まずは日本できちんと実績を残して、その後に飛び立ちたいです(笑)。
ーー世界で活躍できる女優になりたいと。ちなみに目標としている女優はいますか?
桜井:樹木希林さんです。彼女の演技は台詞がなくても、そこに存在するだけで画面から伝わってくるものがあって、観ているだけで涙することもあります。生々しいほどの人間臭さを残しながら、虚像の人物を演じることができる。あの絶妙なバランス感覚は身に付けたくても簡単にできるものではないですね。きっと、すごく人間力も高い方なのだと思います。私もいろいろな人生経験を重ねることで人間力を高めていきたいです。
(取材・文=泉夏音/写真=向山裕太)
コメント動画「桜井ユキさんにとって誰にもゆずれないものとは?」
■公開情報
『フローレンスは眠る』
TOHOシネマズ日劇にて上映中
※4月16日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
監督:小林克人、小林健二
出演:藤本涼、桜井ユキ、前田吟、池内万作、東幹久
配給:ジャングルウォーク