『キャロル』映画化に合わせて原作小説発売へ カバーにはエドワード・ホッパーの絵画が
『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェットと『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニ・マーラが共演する、映画『キャロル』の原作小説が日本で発売となる。
『殺意の迷宮』『太陽がいっぱい』『見知らぬ上客』などで知られる女性人気作家パトリシア・ハイスミスが、1952年にクレア・モーガンという別名義で発表し、100万部を超えるベストセラーとなった小説『The price of salt』(1984年に自身名義で「Carol」にし出版)。60年以上もの間、日本では翻訳出版されることがなかった小説が、映画化に合わせ河出文庫から12月4日に発売開始されることが決定。20世紀にニューヨークで活躍した画家エドワード・ホッパーの作品がカバーを彩る。
本作は、美しい婦人キャロルと百貨店店員のテレーズの恋を描いたラブストーリー。当時NYに住んでいたハイスミスは、生活のためにマンハッタンにある百貨店の玩具売り場でクリスマス期間のみアルバイトをしており、そこにお客としてやって来たブロンドの美しい婦人が主人公キャロルのモデルであることを明かしている。
■公開情報
『キャロル』
2016年2月11日(木・祝)より、全国ロードショー
監督:トッド・ヘインズ
出演:ケイト・ブランシェット、ルーニ・マーラ
原作:河出文庫「キャロル」パトリシア・ハイスミス著
配給:ファントム・フィルム
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公式サイト:http://carol-movie.com/