竹野内豊、主演『at Home』泥棒役への本音を吐露「やっぱ思いますよね、こいつ働けよって」

 2012年に『裸にしたい男』というNHKのドキュメンタリーで単身ニューヨークにわたり、演技修行を受けたときの話題になると、「演劇を学ぶっていう経験がないんです。いきなり現場に送り込まれて。一度くらいはちゃんと演劇を学ぶっていう経験をしておきたかったんですよね」と竹野内。ロベルタという女性が先生で、「(心を)開放してくれ」とダンスを要求された。竹野内は「カメラもあるしなあ」という躊躇いから踊れず、苦しさに「爆発しそうになった」が、何日後には叫びながら踊ることができるようになっていた。

 その経験は、『at Home』のラストシーンにも活かされている。撮影時、竹野内は演技に集中できず、気分転換にジョギングをしに行った。走っている最中に、ロベルタから学んだ"開放する"ことを思い出し、本番に挑んで成功を収めた。どのようなシーンなのかはネタバレになるため詳細が明かされなかったが、鶴瓶は「すばらしかった」と絶賛した。

 最後は舞台についてのトークに。44歳になり、20年を超える芸歴を持つ竹野内だが、舞台には一回も出たことがない。「正直怖くなってきちゃって。やってみたいなという気持ちはどっかにあって。あまり大きなところよりも、小さいところのほうが......なんて、そんな弱気じゃダメですよね」と語って、会場を笑わせた。その後は竹野内がかつて飼っていた愛犬の話、20年来の親友の話などをして、番組が終了した。

(文=岩倉マコ)

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