「王様のブランチ」で紹介 芦沢央、作家デビュー15年記念作品『あなたが正しくいられたとき』
芦沢央(あしざわ・よう)の最新ミステリ『あなたが正しくいられたとき』(文藝春秋)が5月22日に発売された。
本作は『噓と隣人』が直木賞候補、『夜の道標』で日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した芦沢央の作家デビュー15年の皮切りとなる最新短編集。日常に潜む人間の心の歪みや、「正しさ」が孕む危うさを鋭く描き出し、あなたの“正義”が揺さぶられる6編の短編集となっている。
表題作の「あなたが正しくいられたとき」は同窓会で再会した元カノ・黒川の娘が川に落ちるという、衝撃的な場面から物語は始まる。主人公の窪田はとっさに川へ飛び込み、少女を救助する。自らの行動を「正しい」と信じて疑わない窪田だが、物語が進むにつれて意外な真相が明らかになりーー。「窪田くんは、正しい人だよね」「物語に出てくるヒーローみたい」と黒川に言われる窪田の「正しさ」とは何なのか。
また「立体パズル」は現代社会の不安を巧みに掬い取った一編。主人公の幼稚園児の息子と同い年の子どもが、「子どもは静かにするもんだろうが」と主張する犯人に殺されるという事件が起こる。犯人はかつて神童と呼ばれたエリート。その犯人が、主人公が住む街をうろついているらしいという噂が流れる。子どもの安全を守りたいという親としての「正しさ」が行きついた先とは……。
本作は2026年5月16日放映の「王様のブランチ」でも「衝撃の連続で、恐怖が止まらなくなりました!」と取り上げられ、放映直後から話題になったという。また刊行を記念して6月13日には芳林堂書店高田馬場店でのトーク&サイン会、6月2日19時からは『爆弾』などで知られる呉勝浩との配信トークイベントが開催される。
■書誌情報
書名:『あなたが正しくいられたとき』
著者:芦沢央
価格:紙版1,980円(税込)、電子版1,900円(税込)
出版社:文藝春秋
発売日:2026年5月22日