【漫画】父と数十年ぶりに同居、訪れたピンチとは? 家族の愛に泣ける『母子から父子へ』
親子のあり方は十人十色である。Xに投稿されたエッセイ漫画『母子から父子へ』を読むと、改めてそう気付く。本作の作者・bonさん(@4cyrbon)に、制作している時の心境など話を聞いた。(望月悠木)
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漫画を見た父と姉のリアクション
——本作はノンフィクション作品なのでしょうか?
bon:そうですね。内容自体はほぼ事実で、フィクションは容姿くらいです。日ごろ描いているイラストエッセイなどは日記を見返して描くことが多いのですが、本作は過去の記憶をたどりながら描きました。日記などの過去の情報に頼らずに制作できたので、それだけ自分にとって大事な思い出だったのだと思います。
――登場人物は動物の姿で描かれています。キャラデザはどのように決めましたか?
bon:父は垂れ目なので狸。ただ、あくまで“狸に似た何か”です(笑)! 母はパンダが好きだったのでパンダにしました。私は亡くなった愛猫が黒猫だったので、黒っぽい色味の猫で表現しています。姉も同様に猫です。
——母親との別れも描かれていましたが、制作中に切ない気持ちになる瞬間も多かったのでは?
bon:制作中はやはり母のことを考える時間が多かったです。亡くなって4年ほど経ちますが、やはり今でも寂しいという気持ちは消えません。「母に漫画を見せられないのが残念だな」と思いながら制作しました。
――完成した時の思い出も教えてください。
bon:完成した直後、というよりは父と姉に見せた時が記憶に残っています。「どんな反応が返ってくるかな」と、その瞬間が一番緊張しました。2人からは「職場で泣いちゃった」といった似たような返事が来て、「安心した」とともに「やっぱり父と姉は似てるな」と吹き出してしまいました。
——切なさを感じるストーリーでしたが、作画はほっこり感を与えるものでした。作画面で意識したことは?
bon:繊細で美麗なイラストというよりは、ポップでキャッチーな雰囲気のイラストを描くことが多いので、自分の絵柄に合ったシンプルな感じで表現するように努めました。あと、文字は大きめにして、拡大しなくても読みやすいように意識しています。
――今後はどのように漫画制作に取り組んでいく予定ですか?
bon:ZINEフェスやコミティアなど、さまざまな即売会イベントに参加したいと考えています。そのうえで、新たに漫画を制作することもあると思うので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。今年は資格試験や引っ越しで多忙になりそうなので、来年ごろから創作活動に注力できればと思っています! 引き続き応援よろしくお願いします!