【漫画】親が転勤族だと周りに合わせるのが上手くなる? ふつうの女の子が進む青春カーリング漫画『まがりなりの春』

 孤立しないため、笑顔を浮かべ自分の居場所を確保しようとする転校生の少女。友達と過ごしながらも悩む彼女は、ひょんなことから変わり者のクラスメイトが通うカーリング場に足を踏み入れ……。

 カーリングとの出会いから青春が加速する漫画『まがりなりの春』の第1話が、Xにアップされた。今回は本作を「コミックDAYS」にて連載中の伊波日和(@inamihiyori)氏に、カーリングの魅力や好きなポイントについて話を聞く。(青木圭介)

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『まがりなりの春』(伊波日和/講談社)

ーーカーリングをテーマに漫画を描こうと思ったきっかけを教えてください。

伊波日和:本作の担当編集者が、元々カーリングが好きだったんです。連載企画を考えているときに担当編集から、「カーリングをテーマにするのはどうか」と提案されたのがきっかけでした。

ーー作品として特に出したい、カーリングの魅力は何ですか?

伊波日和:カーリングはやっぱりマイナースポーツに分類される競技だと思うんですけど、だからこそ子供の頃からやっているチームで大きい大会に出ることとかも多いんです。ときには初心者も入れながらチーム全体で着実に成長していく、独特なチームスポーツ感が大きな魅力の1つだと思います。

ーーカーリングが「青春」というもう1つのテーマとも非常に上手く合わさり、素敵な作品になっていると感じました。

伊波日和:カーリングは4人で試合に出るんですけど、4人それぞれにしっかりとした役割があります。誰か1人が目立つというより、4人の力を合わせて1つのショットを完成させるスポーツです。1人1人がチームのために力を合わせる姿を、青春と関連付けて描けたら面白くなるかなと思いました。主人公を転校生にしたのも、チーム感を際立たせられるかなと感じたからです。

ーー本作のなかで、伊波日和氏自身が好きなポイントを教えてください。

伊波日和:最初、主人公の春は常に色々なことを考えていて、笑顔も少しぎこちないですよね。でもカーリング場に行ってからは新鮮なことばかりで、表情がコロコロ変わります。転んでしまって赤くなったり、失敗しないように一生懸命になったり。その移り変わりは、気に入っているポイントです。

ーー伊波日和氏が漫画を描き始めたきっかけは?

伊波日和:小さい頃から、とにかく漫画が好きでした。子供の頃読んでいた漫画は、今読んでもキャラクターを友達のように感じるほど、親しみを感じています。そのくらい、熱中して読み込んでいました。読む側として感じていたキラキラした世界を、自分自身で描くことに憧れたんだと思います。今大人になって、実際に表現する場所をいただけることが本当に嬉しいです。

ーー最後に、漫画家としての今後の展望を教えてください。

伊波日和:本作が連載デビュー作なので、やっぱり今は『まがりなりの春』を良い作品にすることを第一に考えています。「まがりなり」というのは「曲がった不完全な形」という意味です。本作はそんなタイトルの通り、青春の綺麗なだけではない不完全ながらも前に進んでいく部分を、肯定的に描く作品にしていきたいです!

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