「こわいことは、なにも、おこりません」不思議な家を巡るホラー『不動産奇譚 神憑み之函』

 藍内友紀『不動産奇譚 神憑み之函』(マイナビ出版)が2026年1月21日に発売された。

 本書はWeb小説サイト「カクヨム」で発表されていた『不動産奇譚・京都編』に加筆修正をした1冊。不動産屋で勤務している友人に振り回されながら「わたし」が奇妙な家を巡る全15話を収録した家系ホラーだ。

 ウチに遊びに来ませんか? 友人の茅ヶ崎恵は不動産屋で働いている。わたしは彼女に誘われるまま、さまざまな家へ立ち入ることとなる。住人が失踪した貸家と、空っぽの家に残されたぬいぐるみ。窓が塞がれた家と偽者の両親。箱が詰まった家と金盃。不可思議な家には不可思議なモノが残されていてーー。そして、まるで同調するように恵は「家」に不可思議なものを集め始める。カクヨム発、京女ふたりが巡る家系ホラー「こわいことは、なにも、おこりません」。

 本書の担当編集は「怪談アンソロジーを発表する同人サークルを運営される藍内友紀先生のホラー連作短編集。Web小説サイト『カクヨム』で発表されていたものを加筆修正していただき、わたしと友人の物語に再編集していただいた1冊です。とにかく不気味!いろいろな家の奇妙さに向き合いながら、積みあがる居心地の悪さ。そしてそれが爆発するように現れるもの。なにか、おおきなものが、ついてくるような1冊です」とコメントしている。

■著者情報
藍内 友紀(あいうち ゆき)
2012年にササクラ名義で、講談社主催の第五回BOX-AiR 新人賞を受賞し『緋色のスプーク』にてデビュー。2017年の第五回ハヤカワSFコンテストにて、藍内友紀の名義で「スターダスト・レイン」を応募。同作が最終候補作となり、改題し『星を墜とすボクに降る、ましろの雨』としてハヤカワ文庫JA から刊行。著書に『アジュアの死神』(講談社)、『芥子はミツバチを抱き』(KADOKAWA)、『天使と石ころ』(早川書房)がある。

■書誌情報
『不動産奇譚』
著作者名:藍内友紀
イラスト:ギギギガガガ
価格:1,793円(税込)
発売日:2026年1月21日
出版社:マイナビ出版

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