又吉直樹、6年ぶり長編小説『生きとるわ』刊行へ コメント映像公開

 又吉直樹『生きとるわ』(文藝春秋)が2026年1月28日に発売される。

 「あかん、人生終わった......」阪神優勝の夜、僕はどうしようもないあいつと再会した。

 公認会計士として傍目には順調な生活を送っている岡田。しかし、高校時代の仲間だった横井に500万円を貸したことから、人生が狂い始めていた。横井は、他の仲間たちにも手当たり次第に借金をしていた。貸した金を回収すべく横井に接触した岡田は、逆にさらなる奈落へと落ちていく。横領、脅迫、そして......。

 これまで、お笑い芸人の青春を描いたデビュー作『火花』、夢を追う劇団員と大学生、2人の男女の不器用な恋を描いた『劇場』、そして初の長編『人間』と、発表した作品がベストセラーになっている又吉。『人間』に続く6年ぶりの長編であり、『火花』以来となる「文學界」での連載(2024年1月号〜2025年3月号)で大きな話題を呼んでいた『生きとるわ』が単行本化される。

【生きとるわ】又吉直樹さんコメント映像【2026年1月28日発売】

 発売に先駆け又吉のコメント映像がYouTube上で公開。動画内では「『生きとるわ』という小説が完成しました。僕が今まで書いた小説の中で最も長く、そして、制作期間も一番かけた小説となります。物語は、仲間からお金を借りて飛んでしまう、皆んなの前から姿を消した、すごく問題を起こす人物がいてその人物と、周囲の人間の関係性、友情であったりそういうお話になっております。「生きていく」とはどういうことなのかを、物語の力で描けたらいいなと思って書いたので、ぜひ『生きとるわ』読んでいただきたいです。よろしくお願いします!」とコメントしている。

■書誌情報
『生きとるわ』
著者:又吉直樹
価格:2,200円(税込)
発売日:2026年1月28日
出版社:文藝春秋

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