アニメ映画『ひゃくえむ。』が激アツ 南キャン・山里に東野幸治、100m元日本代表まで絶賛の嵐
『チ。ー地球の運動についてー』魚豊のデビュー連載作品『ひゃくえむ。』。生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていく。数年後、勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前に、トップスプリンターの一人となった小宮が現れる。そんな2人の物語だ。
主人公のトガシの声を松坂桃李が、対するライバルの小宮を染谷将太が演じ、9月19日に全国公開された映画は、芸人や漫画家など各界の著名人も絶賛のコメントを寄せ話題になっている。
南海キャンディーズの山里亮太は自身のX(@YAMA414)にて「ひゃくえむ。傑作すぎる…いやぁ、とりあえず色々メモに残したい」とのコメントと共に、ポスターの写真をポスト。普段から鋭い分析・発言で知られる山里が“メモを残したい”と語るほど、作品が心に残した余韻の深さが伝わる。
東野幸治やマユリカ・中谷らのコメントも公開されている。東野は自身のX作品(@Higashinodesu)で、公式X(@hyakuemu_anime)にて投稿された自身の「出たな!最高傑作。…エグいぐらい面白い!!」とのコメントを引用し「面白かったです!参考にしてください!」と猛プッシュ
マユリカ・中谷も「キャラが走っている時 こちらも気付けば 歯を食いしばって同じ表情をしている!」と感想を送った。また、自身が声帯の手術で入院中に原作漫画を読んでいた体験を振り返り「最高の漫画が最高の映像になっている」と感慨深く綴った。個人的な思い出と作品の感動を重ねる言葉は、同作の持つ普遍性と個人性の両面を際立たせている。
もう中学生は『ひゃくえむ。』公式X に元陸上部に所属していたことを含めてコメントを寄せている。「何度もなぬー!!となる作品でした。そして、陸上部だったあの頃を思い出させてくださりありがとうございました。」と。ユーモアを交えつつ”ためになった”感動をあらわにした。
芸人以外では、日本選手権100mで4連覇を果たした江里口匡史が自身のX(@S_maroro)にて、オピニオンコメントを引用ポスト。公式には「陸上100mをやっている人には、いろいろなことを考えながらやっている人が多いんです。『ひゃくえむ。』はキャラクターたちが様々な考えを持って走っていることが描写されていて、すごい作品だなと感じました。」とコメントを寄せている。競技者としての経験を持つ江里口は、キャラクターたちの走りに自身を重ねて“競技の裏側にある思考”を読み取ったようだ。単なるフィクションではなく、現実の陸上競技の深みを感じさせるリアリティを評価した。引用では「映画、最高でした!」とポスト。
「誰が一番速く走れるか」という極シンプルな100m走を題材に、人間の内面の葛藤や希望を鮮烈に表現した『ひゃくえむ。』は、まさにジャンルを越えて人々を走らせる一本となっている。観客が体感するのは、静かな興奮と極上の10秒。その余韻がSNSにも広がり続けている。