『海に眠るダイヤモンド』完全版シナリオブック 大ヒットドラマを生み出す野木亜紀子のあとがきも
脚本家・野木亜紀子によるドラマ『海に眠るダイヤモンド』の完全版シナリオブックが10月2日(木)に河出書房新社から発売される。
【画像】野木亜紀子が脚本のドラマたち 「海に眠るダイヤモンド」シナリオブック発売
テレビドラマ『アンナチュラル』『MIU404』、そして昨夏公開され特大ヒットとなった映画『ラストマイル』を手がけた、脚本・野木亜紀子×監督・塚原あゆ子×プロデューサー・新井順子の最強タッグが4度目の集結となった、昨秋のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」。昭和の高度経済成長期に炭鉱の島として大変な躍進を遂げた長崎県・端島と、現代の東京を結ぶ、70年にわたる愛と青春と友情、家族を描いた作品。
放送ではカットされたシーンも含む完全版シナリオに加え、著者・野木亜紀子による4万字超の「あとがき」を掲載。野木×塚原監督×新井プロデューサーによる製作の裏側を語る座談会、野木×林啓史監督(ドラマ第5話演出と、本作の執筆前からのリサーチを担当)との対談、リアルな1950年代の端島を生み出したCGチームの舞台裏なども収録。野木がシナリオブックのためだけに書き下ろした、ありし日の鉄平と賢将を描いたワンシーンのシナリオも収録され、シナリオブックならではの魅力がつまった一冊となった。
■著者紹介
野木亜紀子(のぎ・あきこ)
脚本家。2010年フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞しデビュー。2019年「アンナチュラル」が芸術選奨文部科学大臣新人賞、「獣になれない私たち」が向田邦子賞、2024年「フェンス」が芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2024年公開の映画『ラストマイル』でキネマ旬報脚本賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。2025年10月より連続ドラマ『ちょっとだけエスパー』が放送。
■書誌情報
『海に眠るダイヤモンド』
著者:野木亜紀子
価格:2,860円(税込)
発売日:2025年10月2日
出版社:河出書房新社