『ハイキュー!!』激闘続く「春高」の見どころは? 梟谷学園高校 VS 狢坂高校のスペシャルアニメにも期待
高校バレーボールを題材に描いたスポーツ漫画の金字塔『ハイキュー!!』(古館春一)。作中でも特に人気の高い春高全国大会3回戦、烏野高校VS音駒高校の一戦が描かれた『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は観客動員数806万人、興行収入115億円を記録し大きな話題となったことは記憶に新しい。
そんな『劇場版ハイキュー!!』がついに2025年3月3日より各配信プラットフォームにて見放題配信が開始。映画を見た当時の感動を再び味わいたい人には勿論、映画を見たことのない方にもこの機会に味わっていただきたい作品だ。
※本記事は映画『ハイキュー!!』の内容に触れる部分があります。未鑑賞の方はご注意ください。
何回でも楽しめる「もう1回」がない試合
舞台は高校生バレーボーラーにとっての憧れの舞台、全日本バレーボール高等学校選手権大会、通称「春の高校バレー」だ。これまで何度となく練習試合でぶつかってきた烏野と音駒。しかしながら今まで1度も公式戦の舞台では顔をあわせることがなかった両校が遂に全国大会、負けたら終わりの戦いで雌雄を決することとなった。
この試合の実現を待ち望んでいた人間達にとって待望の”ゴミ捨て場の決戦”。両チームの選手達がライバルの活躍に刺激され、お互いの最高値を更新し、相乗効果で高めあう白熱した試合が展開されていく。
バレーボールの楽しさを存分に感じられる85分の物語、映像作品ならではの立体的な空間の魅せ方にも注目しながら堪能して欲しい。
劇場版最新作&短編アニメ制作のニュースも
まだまだ『ハイキュー!!』の物語は終わらない。劇場版最新作『ハイキュー!!VS小さな巨人』の制作が遂に発表となった。
春高準々決勝、音駒との激闘を制した烏野高校の前に立ちはだかるのは強力なブロックと169cmの大エース、星海光来(ほしうみこうらい)を擁する鴎台高校。
持ち味の攻撃力を武器に勝ち進んで来た烏野高校の行く手を阻む鴎台ブロック陣との攻防は勿論、本大会最小身長の烏野センター、日向翔陽(ひなたしょうよう)と星海光来の小さな巨人対決にも注目だ。
筆者が推したいポイントは、烏野高校バレーボール部監督の武田一鉄(たけだいってつ)が鴎台高校との試合の最中で日向にかける言葉だ。バレーボール未経験ながら、烏野高校バレー部の面々を縁の下で支えてきた武田先生が届ける生徒達への真摯な想いを映画館で受け取れる日が待ち遠しくてたまらない。