映画プロデューサーが年間維持費6000万の英国城をリノベ! 『ハリウッドのプロデューサー、英国の城をセルフリノベする』が発売
ハリウッドで活躍する映画プロデューサーのホップウッド・ディプリーが、年間維持費6000万がかかるイギリスの城のリノベに奮闘した記録を綴った『ハリウッドのプロデューサー、英国の城をセルフリノベする』(亜紀書房)が、3月21日に発売される。
【画像】『ハリウッドのプロデューサー、英国の城をセルフリノベする』を先読み
ハリウッドの映画プロデューサーのホップウッド・ディプリーが、ひょんなことから先祖ゆかりのイギリス北部の城館を復興することに。その城館はクラシックの巨人・ショパンが演奏し、イングランドの詩人・バイロンが暖炉を寄贈し、ビートルズのジョン・レノンが演奏した由緒正しい名城だったが、管理者がいなくなった現在では廃墟と化している、とのこと。
年間維持費6000万の費用がかかる城だが、文化財としての復興は地元住民の悲願でもあると聞き、ホップウッドは一念発起。大工仕事はド素人なのに、城のリノベに挑むことに。立ちはだかる困難の数々——ハリウッドの家を売り払っても足りない修繕費に崩落寸前の屋根、甚大な雨漏り、血みどろになってでも侵入を試みる不届き者、そして英国式の皮肉——。本書は、苦難の連続に笑い、驚き、涙する、真面目でファニーな爆笑挑戦記だ。
著者のホップウッド・ディプリー(Hopwood DePree)は、1970年生まれの映画プロデューサー。南カリフォルニア大学を卒業後、俳優・インディペンデント映画製作者としてのキャリアをスタート。最初の作品はコメディ・ドキュメンタリー『Rhinoskin』で、エンターテインメント業界に入り込もうとする自身の奮闘を追ったものだった。制作費としてクレジットカードで2万ドルを使い果たし、成功を祈るしかなかったが、幸運にも映画祭で批評家の絶賛を浴び、その後は独立系・スタジオ系を問わず、映画やテレビ番組の脚本・制作・出演に携わる。現在も執筆や映像制作を続けており、自身が進める「ホップウッド・ホール・エステート」の修復プロジェクトの模様をYouTubeやPatreonほか各種SNSで記録、発信している。
訳者は村井理子。『射精責任』やパリス・ヒルトンの自伝『PARIS The Memoir』(読み:パリス ザ メモワール)など、話題の翻訳書を数多く手がけており、本書が最新訳書となる。
紹介制宿「遠矢山房」オーナー・エッセイストの寿木けいは、「命知らずでシャイな男が人を、城を、街を動かした。知らない土地で女一人で古い家を買った私には、深く響きました。」と推薦コメントを寄せている。
書籍情報
『ハリウッドのプロデューサー、英国の城をセルフリノベする』
著者:[著]ホップウッド・ディプリー/[訳]村井理子
出版社:亜紀書房
価格:2,860円(税込)
発売日:2025年3月21日
判型:四六判変型
製本:並製
頁数:384頁
ISBN:978-4-7505-1872-5
亜紀書房公式HP:https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1200