『葬送のフリーレン』公式Xの「ぬいぐるみ愛」に反響 カメラロールに映る“NGカット”の数々
大ブレイク中のファンタジー漫画『葬送のフリーレン』公式X(@FRIEREN_PR)が、ファンを楽しませている。世間の話題に合わせた本編エピソードやカットの公開が盛んに行われているほか、グッズやキャンペーンの紹介に壁紙プレゼントと、連載やアニメの外でも楽しいポストが続く。直近で盛り上がっているのは、本作の主人公・フリーレンのぬいぐるみを使った大喜利のような遊びだ。
フリーレンのぬいぐるみはあらゆる場所に出没し、勤労感謝の日には「勤労のフリーレン」としてオフィスの片隅で仮眠をとっている姿を公開。キッチンでの「包丁のフリーレン」、アクロバティックに宙を舞った「空中のフリーレン」、蝶が鼻先に止まった愛らしい構図の「蝶々のフリーレン」、また同人誌即売会「コミティア」の「少年サンデー/サンデーうぇぶり」ブースで収めた「出張のフリーレンなど、ユーモラスなポストが続く。さらには、「葬送」をもじるだけでなく、麻雀卓を囲み、最初の打牌が当たり牌になってしまっている「早々のフリーテン」(フリテン)や、クリスマスの定番菓子「シュトーレン」をフライング気味に味わっている「早々のシュトーレン」など、お笑いコンビ・ハライチの「ノリボケ漫才」のような捻りの利いた言葉遊びに発展している。
そんななか、11月30日には公式SNS担当者の苦労が偲ばれ、フリーレンぬいぐるみへの愛が感じられる写真が投稿された。それはさまざまな角度から撮影されたカメラロールで、特に「空中のフリーレン」についてはベストショットを選ぶまでの試行錯誤が見られる。気の抜けた困り顔のフリーレンが哀愁を誘う「NGカット」もなかなか魅力的だ。
『葬送のフリーレン』は勇者が魔王を打倒したあと、不老に近いエルフの魔法使い・フリーレンが“人間を知る”ための旅を続ける物語。長寿ゆえに「別れ」がテーマになることが多く、切ないエピソードも魅力的だが、ユーモアやゆるさも同時に味わえる作品で、それを公式Xが体現しているようで面白い。「週刊少年サンデー」での連載はもちろん、すでに制作決定が発表されているアニメ第2期の放送とともに、SNSも楽しみにしたい。