『キングダム』実は楊端和が最強? 美しさと強さを兼ね備えた“山界の死王”の凄さとは

血の気の多さを連想させる名ゼリフにシビれる

 楊端和は、周辺諸国から“山界の死王”という異名で呼ばれるほど恐れられているが、彼女の様々な言動を見ていくと、それは彼女が圧倒的に強いからだけではなく、残酷で敵に一切の容赦がないからではないかとも考えられる。

 例えば、彼女が趙将の晋成常に言った「黙って貴様らは敗者として史に名を刻め」や、趙軍への突撃を指示した際に言い放った「全軍、血祭りだ!」といった掛け声などからも、彼女の血の気の多さは明確だ。「平地にみせつけてやれ 百の山界の戦士達よ」「我らは手荒い!王座奪還の際、王宮は血の海になるやも知れぬが構わぬか」など、山の戦士達のプライドを鼓舞するような名セリフや、平地の軍との戦闘スタイルの違いに言及することも多い。

 戦況が苦しい時ほど、誇り高く自分たちの士気を鼓舞し、敵国には圧倒的に強気な姿勢で自ら突進する、そんなリーダーが慕われないわけがない。強さと美しさを兼ね備え、兵士たちにも慕われる楊端和が、『キングダム』に登場する女性キャラの中でも人気が高いのは、ある意味必然なのかもしれない。

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