【推しの子】急展開続く最終章、アクア×有馬かな“恋愛エンド”の可能性は? 結末の注目ポイントを考察
※本稿は漫画『【推しの子】』最新話までネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
TVアニメシリーズに実写ドラマと、メディアミックスで話題を広げている漫画『【推しの子】』。原作では完璧なアイドル・星野アイ殺害事件の真実を暴く映画『15年の嘘』の完成後、いよいよ真犯人に迫っている状況だ。本稿では、急展開が続く漫画版の今後の展開を考察してみた。
真犯人は誰!? 東京ドーム公演当日、ルビーに魔の手が迫る……
『【推しの子】』という漫画は、良い意味でいつも期待を裏切ってくる作品だ。第155話で、アクアがカミキヒカルと対面してアイの本当の気持ちを伝え、結果赦すことで復讐を果たした。「アイの為に自分なりに出来る事をしにいく」と戦意を喪失しながら去っていくカミキの背中に、多少の物足りなさを感じつつも、復讐劇の完了と、今後は最終章としてB小町の東京ドーム公演や有馬かな引退に向けたストーリーを中心に物語が展開していくのだろう、と予想していたファンも多いのではないだろうか。
しかし、アクアや黒川あかねによって、アイドルとしてのアイに最も執着していたのが元B小町のニノ(新野冬子)であったことが明かされ、第百五十八話では東京ドーム公演当日、ルビーにもアイと同様の事件が起こるという驚きの展開に。犯人はフードをかぶっており、その正体はいまだ明かされていない。
ヘアスタイルや前後の匂わせ方から、ルビーを刺した犯人の最有力候補はニノだ。しかし、彼女が直前でカミキと通話していることから、アイの本音を知り彼女の死に耐えきれなくなった彼が、どのみち警察に自主するならとルビーに手をかけた線も捨てきれない。事実、カミキは15年の嘘』撮影期間中のエピソードで、ルビーに手をかけようとし、直前で黒川あかねに阻止されている。
また、カミキヒカルが最新話であっさり物語の中心からいなくなったことに違和感を覚えている読者も多いのではないだろうか。ルビーを刺した犯人とその動機、そしてこれまでカミキの犯行として描かれてきた殺人の真相に関しても、今後の物語で種明かしが行われるのか要注目だ。