カンザキイオリ「愛がある限り、獣にはなれないし、自由になんてなれない」 最新作『自由に捕らわれる。』本日発売
カンザキイオリの小説最新作『自由に捕らわれる。』(税込価格1,540円)が、本日8月23日に河出書房新社より発売されることを受けて、著者からのメッセージが公開された。あわせて、「プロローグ」ためし読みを期間限定公開している。
カンザキイオリのおよそ3年ぶりとなる新作小説は、2018年に発表され聴き継がれる自身の大ヒット曲「自由に捕らわれる。」を基に、新たに生まれた物語。閉塞した現代社会の中で生きる高校生と、その恋人、家族たちの苦悩。自由、モラル、家族、ジェンダー、愛、命、……著者のエネルギーすべてが凝縮された新作小説は最後まで圧巻の展開、ラスト50ページは衝撃の感動が押し寄せる。
新作刊行を記念して『自由に捕らわれる。―CD付き特装完全版―』(税込価格5,940円)も数量限定で発売。通常版と同じサスペンスを掲載した特装本に、本書から生まれた7曲を収録したCDを同梱。さらに著者直筆サインカードも封入される。
また声優・入野自由がナレーションを務めた、映像監督・Aimiによる実写PVと本書特設サイトも公開中。さらに本書通常版か数量限定版どちらかの購入者特典として、抽選で2024年冬開催予定の著者ワンマンイベント‧3rd One-Man Memory「自由に捕らわれる。」へ招待される。
カンザキイオリより『自由に捕らわれる。』刊行に寄せて
自由というものを漠然と、誰もが心の隅で渇望しているように思います。
しかし、誰かのために、何かのために、自分以外の何かを思った瞬間、自分の感情だけを優先して動けなくなります。
愛がある限り、獣にはなれないし、自由になんてなれないのです。
それはとても辛いことである一方、私たちが人間であるという証拠ではないでしょうか?
この作品が、何かに捕らわれながらも、それと向き合って強く生きている人たちの心に寄り添い、少しでもそれぞれの人生の選択を手助けできたらと、願っています。
『自由に捕らわれる。』あらすじ
「僕」 を縛るものの、正体はーー
その日、 姿(すがや)は琥太郎(こたろう)の遺体を発見した。
事故か自殺か、 それとも……
心ない噂が飛び交う中で、
姿夜は高校の先輩・美生心(みおこ)と調査をはじめる。
すると、次々に浮かび上がる衝撃の事実。
さらに、溢れ出す家族の闇と苦悩。
はたして、 琥太郎とは何者だったのか。
呪縛から抜け出すために、 姿夜が下した決断とは?
すべては、目を逸らし続けていたあの中にーー
■書誌情報
書名:『自由に捕らわれる。』
著者名:カンザキイオリ
仕様:四六判/並製/476頁
税込価格:1,540円(本体1,400円)
発売日:2024年8月23日
ISBN:9784309032054
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032054/
「プロローグ」ためし読みはこちら(8月23日-10月22日期間限定公開)