【2024.8.13 週間漫画ランキング】『ヒロアカ』2週連続1位! アニメ絶好調の『ロシデレ』が10位に

 2024年は、2023年12月末から上映された『呪術廻戦』をはじめ、『鬼滅の刃』や『ハイキュー!!』、『ブルーロック』といった少年漫画作品が映画化。次々と話題作が登場する中、8月2日より『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』が上映開始された。4作目を迎えた本作は、公開から2週間を待たずに観客動員数120万人を超え、興行収入が17億円を突破する大ヒットを見せている。

 そんな本作の人気絶頂を表すかのように、日販調べの週間漫画ランキング(8月13日調べ)では、堀越耕平の『僕のヒーローアカデミア』41巻(集英社)が2週連続で1位を獲得。この名作を手に入れておこうと多くの漫画ファンが単行本を手に取っていることだろう。

1.僕のヒーローアカデミア(41)/堀越耕平/集英社
2.片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~(6)/乍藤和樹・佐賀崎しげるほか/秋田書店
3.チェンソーマン(18)/藤本タツキ/集英社
4.アルスラーン戦記(21)/荒川弘・田中芳樹/講談社
5.WIND BREAKER(18)/にいさとる/講談社
6.SAKAMOTO DAYS(18)/鈴木祐斗/集英社
7.うるわしの宵の月(8)/やまもり三香/講談社
8.アオのハコ(16)/三浦糀/集英社
9.月刊少女野崎くん(16)/椿いづみ/スクウェア・エニックス
10.時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(5)/手名町紗帆・燦々SUNほか/講談社

 続く2位には、乍藤和樹・佐賀崎しげるらによる『片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』6巻(秋田書店)が初登場でランクインした。

 本作はシリーズ累計発行部数が550万部を突破し、2025年4月よりTVアニメ放送が決定した注目のコミカライズ作品だ。アニメ放送決定に合わせてYouTubeにて公開されたティーザーPVは公開から10日で10万回再生を突破した。今後新たな情報が出るたびに読者が増えていくことだろう。

 4位は初登場の、荒川弘・田中芳樹による『アルスラーン戦記』21巻(講談社)。約半年ぶりの発刊となった本巻は、これまでにない荒川節が炸裂し大盛り上がりを見せている。原作から乖離しつつも面白さを損なわないストーリーに、今後の展開から目が離せない。

 5位には同じく初登場の、にいさとるによる『WIND BREAKER』18巻(講談社)が食い込んだ。2024年4月にはテレビアニメ化、さらに2025年には2期の放送が決定するという人気ぶりを見せている。漫画アプリ『マガポケ』では常にランキング上位にいる本作を読んだことがない人は、ぜひ一度手に取ってみてはいかがだろうか。

 7位には、やまもり三香による『うるわしの宵の月』8巻(講談社)が初登場ランクインした。「ebookjapanマンガ大賞2023」で第1位を受賞した本作は、日本のみならず海外でも人気の作品。2024年9月には韓国・ソウルにて作者のサイン会が開催されるほど。今後のメディアミックス展開にも注目が集まる。

 続く8位には先週から5つ順位を上げた、三浦糀による『アオのハコ』16巻(集英社)。10月のアニメ放送まで2ヶ月を切った本作は、13巻発売時点で累計発行部数300万部を突破している。アニメ化の発表からおよそ半年で100万部近い増加を見せており、同作の注目度の高さが伺える。

 9位には1年ぶりの発刊となった、椿いづみによる『月刊少女野崎くん』16巻(スクウェア・エニックス)が初登場でランクイン。待望の新刊を得たファンたちは、「息ができなくなるほど笑った」や「1巻からずっと面白い」などの声があがっている。

 手名町紗帆・燦々SUNらによる『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』5巻(講談社)は10位に登場。本作は連載開始から2年も経たずに、2024年7月からアニメ化されている話題作である。YouTubeに公開されているアニメOPの再生回数は200万回に届く勢いを見せており、「ロシデレ」の愛称で爆発的に人気が急上昇している。

※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/

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