【2024.5.14週間漫画ランキング】『ワールドトリガー』が2週連続1位! 長期休載を乗り越え「友情・努力・勝利」地で行く人気作

 「週刊少年ジャンプ」を中心とした少年漫画の三大要素として語られる「友情・努力・勝利」。仲間とともに努力を重ね、敵に打ち勝つーーという展開は今も昔も鉄板で、現在「ジャンプスクエア」で連載中で、長期休載もありながら根強い人気を誇る『ワールドトリガー』にもその構図が見られる。特に主人公のひとり・三雲修は当初、際立った能力を持たない「平凡」といえる人物だったが、しかし、地道な努力と考え抜かれた戦略によって、徐々に自分の地位を確立し敵に打ち勝っている。

 そんな『ワールドトリガー』の最新27巻が、日販調べの週間コミックランキングにて2週続けて1位を獲得した。戦闘シミュレーション演習の最終日は、千佳のユニットの弱点を突かれたことで振るわない結果となった。それぞれの思いが交錯する中、不満を抱いていた絵馬が二宮と衝突する。

1.ワールドトリガー(27)/葦原大介/集英社
2.MIX(22)/あだち充/小学館
3.WIND BREAKER(17)/にいさとる/講談社
4.黄泉のツガイ(7)/荒川弘/スクウェア・エニックス
5.デスマーチからはじまる異世界狂想曲(17)/あやめぐむ・愛七ひろほか/KADOKAWA
6.呪術廻戦(26)/芥見下々/集英社
7.葬送のフリーレン(13)/山田鐘人・アベツカサ/小学館
8.信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!(12)/大前貴史・明鏡シスイほか/講談社
9.BORUTO―TWO BLUE VORTEX―(2)/池本幹雄・岸本斉史/集英社
10.月曜日のたわわ(10)/比村奇石/講談社

 2位には、あだち充による『MIX』22巻(小学館)がランクインした。怪我により秋季東京大会に出場できなかった投馬。彼を春の甲子園へ連れて行こうと一致団結し試合に臨んでいる明成学園だったが、投馬の怪我には何やら隠された真相があるようでーー。73歳になった今も連載を続け、常に躍進するあだち充ワールドに胸の高鳴りが止まらない。

 3位には4月よりアニメがスタートし人気に火がついた、にいさとるの『WIND BREAKER』17巻(講談社)。公式Xアカウントでは21万人ものフォロワーを集める人気ぶりで、声優陣には『呪術廻戦』の伏黒恵を演じた内田雄馬が主人公・桜遥を担当し、中村悠一や内山昂輝らが出演している。

 続く4位は、荒川弘による『黄泉のツガイ』7巻(スクウェア・エニックス)。本作は、歴代受賞作品に『BEASTARS』や『葬送のフリーレン』が並ぶ「マンガ大賞2024」にて2位を受賞し、累計発行部数は290万部と右肩上がりに人気が上昇し続けている。

 5位にはライトノベル原作も人気絶頂なコミカライズ作品、あやめぐむ・愛七ひろらによる『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』17巻(KADOKAWA)がランクイン。原作小説とコミックを合わせた累計発行部数は今月で770万部を突破し、コミカライズ化した作品の代表作の一つとして挙げられる注目作品だ。

※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/

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