今秋アニメ化の話題作『ダンダダン』 人気を担う和洋折衷&異種格闘技すぎる“敵キャラ”を解説

 女子高生モモとオタク少年“高倉健”ことオカルンが様々な敵(宇宙人や幽霊)と戦う人気バトル漫画『ダンダダン』。その大きな魅力といえば、和洋折衷かつ独特すぎる敵キャラたちだ。本稿では、そんな個性派な敵キャラたちの中から、特に物語のキーポイントとなる敵キャラを紹介したい。

第一の敵にして最強の敵「ターボババア」

 作品を象徴する敵キャラといえば、作品の第1話でオカルンが最初に遭遇する幽霊「ターボババア」だ。これは、モモが指定した心霊スポットのトンネルに棲みついている幽霊で、“100キロババア”とも呼ばれる近代妖怪。モモの祖母で霊媒師の星子によれば、一度ターゲットになってしまうと逃げてもものすごいスピードで追いかけてきて、そのかけっこで負けて追い抜かれてしまうとターゲットは呪われてしまうという。

 なんと第一話の物語早々、オカルンはターボババアとのかけっこに負けて呪われてしまい、以降の戦闘シーンや作中随所では、ターボババアがオカルンの身体を使いモモを食べようとしたり、ババアの呪いの影響で変身してしまったりすることになる。そして、この呪いを解くためのターボババアとの対戦がストーリーのキーポイントとなるのだ。

 人間を追いかける足の速い女の霊(?)代表といえば“口裂け女”だが、彼女の場合は若い女性がマスク姿で美人に見えるかをわざわざターゲットに話しかけてくる設定となっているので、逆に気配を感じたら即距離を取るようにすれば殺される危険は回避できそうだ。対して、ターボババアは見つけたら即追いかけてくるので、逃げきるのは困難を極める。さらに、星子によると、ターボババアはトンネルで地域の地縛霊と合体し、その影響で霊力の強さが増しているという。果たして、主人公2人がターボババアとのかけっこにどうやって勝ち筋を見出すのか、ぜひコミックをチェックしてほしい。

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