【漫画】“才能”という言葉に覆い隠された大切なこと SNS漫画『水野と彩木』が描く青春の機微

 大して努力もしていなさそうなのに、自分よりはるかに優れた成果をあげる人を見たとき、多くの人の頭をよぎる言葉は「才能/天才」ではないだろうか。しかし、その“レッテル”が覆い隠してしまうものも小さくないはずだ。3月下旬にXに投稿された創作漫画『水野と彩木』では、「才能」の差に葛藤を抱く若者の感情の機微が丁寧に描かれた作品である。

 美術部部長を務める水野は、才能に恵まれ、それでいて部活を頻繁にサボる美術部員の彩木に嫌悪感を覚えている。そんななか、美術部の先生から文化祭で彩木と2人でライブペインティングをするように提案される水野。しぶしぶ了承して彩木と接するようになると徐々に彩木に対する感情に変化が生まれる――。

 本作を手掛けたのは、将来的に本業漫画家になることを夢見て、芸術系の大学に通っているという夏頃れぬさん(@aki_renu)。若者の苦悩と成長の軌跡が描かれた青春漫画がどのようにして生まれたのかなど話を聞いた。(望月悠木)

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