猫の目を通して子どもの成長と巣立ちを描く絵本『わすれていいから』に注目

 猫の目を通して子どもの成長と巣立ちを描く絵本『わすれていいから』(KADOKAWA)が刊行された。すべての成長を応援してくれる作品となっている。

 いつもいっしょの「おまえ」。でもおまえはだんだん、いないことが おおくなったよな。

 拾われた猫の家には、生まれたばかりの赤ちゃんがいた。それから猫と子どもは、悲しいときも嬉しいときもいっしょに成長していくが、赤ちゃんは成長して少年になり、学校や友達と遊ぶため、猫との時間がだんだん少なくなっていく。そして猫が気がつくと、青年となった「おまえ」がいないことが多くなって――。

 今、当たり前に過ごしている時間が愛しくなる、大切な人に贈りたい絵本だ。

書誌情報

書名:わすれていいから
著者:大森裕子
定価:1,650円(本体1,500円+税)
判型:A4変形判
ページ数:36ページ
ISBN:978-4-04-113444-3
発売日:2024年2月21日(水)
発行:株式会社KADOKAWA

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