オカモトショウ『アンデラ』を語る

OKAMOTO’Sオカモトショウ連載『月刊オカモトショウ』

オカモトショウ「アンデラがある限り、ジャンプは大丈夫」 『アンデッドアンラック』が受け継ぐ少年漫画の遺伝子

「今の自分が書けるいちばんのラブソング」

——素晴らしい。アニメのエンディングテーマ「この愛に敵うもんはない」(OKAMOTO’S)についても聞かせてもらえますか?

 OKAMOTO’Sとしては15周年イヤーに突入するタイミングでもあるし、気合いを入れて作らせてもらいました。自分のなかで『アンデッドアンラック』のいちばんグッとくるポイントは、アンディと風子のラブコメ感だったりするんですよ。なのでエンディングテーマの話をいただいたときも、自分たちなりの愛の歌をちゃんと表現できたらいいなと思って。特に歌詞に関しては「今の自分が書けるいちばんのラブソング」がテーマでしたね。もちろん「アンディと風子がこんな恋愛をしてくれたらいいな」という気持ちもあります。二人が否定者ではなくて、普通に出会ってたらどうなっただろう?という。

——今回アニメで描かれる“オータム編”についてはどうですか?

 オータム編、めちゃくちゃいいんですよ! 安野雲(アンノウン)というマンガ家が登場するんですけど、その人が描いているマンガがじつは物語に欠かせない役割になっていて。安野雲にはある能力があるんだけど、その能力がすごい分代償として、とても大きな物を犠牲にさせられる。漫画家と音楽家、作るモノは違えど同じモノを作る人間として、「こんなに泣ける設定ってある?」という気持ちで読んでました。自分たちが作らせてもらったアニメ『Dr.STONE』のエンディングテーマ「Where Do We Go?」にも通じるテーマなんですよね、じつは。

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