ホラー映画監督・白石晃士氏絶賛 田口翔太郎『不死身のパイセン』は、定石にとらわれないデビュー作

 「不穏さがたまらなくクセになる」「書籍化、待ってました!」とSNSで話題沸騰の『不死身のパイセン 業』(小学館)が、2023年12月12日に発売となった。『不死身のパイセン 業』は、最新11巻が同時発売された『裏バイト:逃亡禁止』シリーズの著者・田口翔太郎のデビュー作『不死身のパイセン』にコミックス用の加筆修正をした完全版だ。

 『不死身のパイセン』の主人公は、部活帰りの女子高生2人。先輩後輩同士の2人の住む町は、正体不明の台風に襲われて以降、怪奇現象や化け物に襲われるようになった。2人ももれなく怪異に遭遇するのだが、いつも狙われるのは先輩ばかり。しかし、なぜか毎回無事に窮地を潜り抜ける、まさに「不死身」の先輩。なぜ先輩は不死身なのか?そして、後輩「鬼龍院」は何者なのか?シュールさと、多くの考察を生んだホラー漫画の定石にとらわれない展開で人気の作品となった。

 2018年12月19日に刊行された電子書籍に新しいエピソードを加え、装いも新たになり書籍化した『不死身のパイセン 業』は、電子書籍版との違いも楽しめるファン垂涎の一冊だ。

 帯コメントとして、『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズなどを手がけたホラー映画監督・白石晃士氏は「絶対無理!な次元の裂け目を「ユーモアときどき暴力」でフワリと飛び越える。それはこのクソみたいな現実で生き延びるためのひとつのアンサーだ。いや〜「霊を殴って撃退」って本当に、サイコーですね!!!!!」と、絶賛の声を寄せている。

 第11巻が同時発売した人気シリーズ『裏バイト:逃亡禁止』のファンのみならず、個性的で味わい深い作品を楽しみたいホラー好きにはたまらない作品となっている。

■商品情報
作品名:『裏バイト:逃亡禁止』第11巻
田口翔太郎
定価:715円(税込)
発行:小学館

作品名:『不死身のパイセン 業』
田口翔太郎
定価:748円(税込)
発行:小学館

(ともに2023年12月12日発売)

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