決して完成された作品ではないものの、粗削りだからこそ放たれる初期衝動のエネルギー。先日Twitterに投稿された漫画『バーサス・アンダースロー』は、まさにそんな作品だ。この疾走感あふれるタッチで描かれる青春劇は、舞台化されたことも記憶に新しい『1518！ イチゴーイチハチ！』のプロトタイプでもある。

　作者は現在『勇気あるものより散れ』を連載中の相田裕さん（@aidayu02）。本作は14年前に代表作である『GUNSLINGER GIRL』連載中の気分転換として制作を思い立ち、不思議と筆が乗って完成したのだという。シリアスなストーリーを描き続けていた時期に、どのように青春ドラマを着想したのか、当時を振り返ってもらった。

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