『ストリートファイター6』マリーザの肉体美がすごいと話題 漫画に登場した強くて美しい女性キャラの系譜
ジャンプヒロインだけじゃない! 肉の鎧をもつ女性たち
もちろん「週刊少年ジャンプ」以外の作品にも、マッチョな女性は数えきれないほど存在する。
現在「月刊ヤングマガジン」で連載中の『テンカイチ 日本最強武芸者決定戦』では、フィジカル最強候補として、六代目・風魔小太郎なるキャラクターが登場。“風魔の女帝”として、豪快な戦いっぷりを見せた。
またアニメ化もされた人気漫画『ヨルムンガンド』では、主人公ココ・ヘクマティアルの右腕として、筋肉で武装したバルメという女性兵が登場。歴戦の猛者が揃った私兵軍団のなかで、誰も及ばないほどの近接戦闘能力を誇っていた。
ほかにも林田球の『ドロヘドロ』で人気を博した能井や、浜岡賢次の『浦安鉄筋家族』に登場する花園勇花など、数々の名作を挙げられるだろう。
なお、見た目的にはそこまで体格は大きくないものの、実はマッチョという設定では、『進撃の巨人』のミカサ・アッカーマンも外せない。とくにその鍛え抜かれた腹筋は、国内外のファンに注目されていた。
士郎正宗のSF漫画『攻殻機動隊』では、全身義体をもつ主人公・草薙素子が有名だが、その肉体がちょっとしたトラブルを呼んだことも。アニメ監督の押井守は、自著『シネマの神は細部に宿る』の出版記念イベントに出席した際、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の制作時にアニメーターが「筋肉の塊」のような女性を描きたくないと反発したことを語っていた。
かつてはメジャーではなかった筋骨隆々の女性キャラだが、今ではさまざまな作品で見かけるようになってきた。ようやくその魅力に、時代が追いついたのかもしれない。