「大友克洋全集 AKIRAセル画展」今夏開催 作者・大友克洋氏自らプロデュース

 漫画家、映像監督をはじめ、多彩なジャンルで作品を生み出し続ける作家・大友克洋氏が自ら企画、プロデュースする全集「OTOMO THE COMPLETE WORKS」の第1期が講談社より刊行中。その中で複数巻にわたり関連書籍が刊行された、1988年公開の劇場版アニメーション映画『AKIRA』のセル画展が、8月10日より開催される。

 マンガを描いた作家自らが監督を担当した、劇場版アニメーション映画『AKIRA』(1988年)。刊行中の「大友克洋全集」第1期に、「絵コンテ集」も含め複数巻上梓した劇場版関連書籍の中から、「原画・レイアウト集」にも収録した、大友監督私蔵のセル画や貴重な直筆レイアウト約600点超を、大友氏自身のチョイスにより惜しまず、できる限り展示、初公開。

 マンガ、映画に続き、今回も作者・大友克洋氏自らが企画構成し、劇場版の新たな楽しみ方をプロデュースするセル画展となっている。

 セル画展示は「NEO TOKYO」「NIGHT-MARE」「catastrophe theory」と大きくシーンを分けて、映画の設計を垣間見ることができる。また、フォトスポットを設け、そこでは名シーンの一つである「ナイト・ベア」のシーンを再現。その他にも新企画も検討中。新しい情報は追って公式HP、SNSなどで告知される。

■イベント情報
大友克洋全集 AKIRAセル画展
・開催場所:Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)4F Studio Mixa
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-14-3
・会期日程:2023年8月10日(木)~2023年8月31日(木)
・営業時間(最終入場時間):10:00~20:00(最終入場時間 19:45)
・入場料:¥1,500(税込) ※未就学児は保護者同伴に限り入場可(入場無料)
・チケット発売開始:イープラスにて発売中
・前売券販売HP:https://eplus.jp/AKIRA-cel/

■大友克洋プロフィール
漫画家/映画監督
宮城県登米市出身。1954年生まれ。
1973年、「漫画アクション」(双葉社)にて『銃声』で漫画家デビュー。漫画の代表作として、『気分はもう戦争』(原作:矢作俊彦)、『童夢』、『AKIRA』など。アニメーションは、『幻魔大戦』(1983年 監督:りんたろう)のキャラクターデザインを担当した事をきっかけに、1988年には、『AKIRA』映画化にあたり自ら監督。実写映画では、1991年『ワールド・アパートメント・ホラー』、2007年『蟲師』(原作:漆原友紀)など。デザイナーとして、2015年、東北震災で被災した仙台空港には復興をテーマに、2020年、東京工業大学大岡山キャンパスには五大エレメントをモチーフにしたレリーフを、それぞれデザイン監修として担当した。2013年には紫綬褒章を、2014年にはフランス芸術文化勲章オフィシエを授与され、同年アニー賞ウィンザーマッケイ賞を受賞。2015年、フランスのアングレーム国際マンガ祭でグランプリを受賞。

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