『チェンソーマン』トラウマ必至のラブシーンも? デンジの恋愛遍歴を振り返る

 『チェンソーマン』の主人公・デンジは作中で様々な女性キャラクターたちと度々恋仲のような関係になることがある。しかしそこは『チェンソーマン』らしく、ベタな恋愛関係ではなく、極めて偏った、しかしそれがデンジらしさをより強くしている。この記事ではデンジの恋愛遍歴をプレイバックしてみたい。

パワー

 血の魔人でデンジとバディを組んでいるパワー。第1巻ではデンジに飼い猫のニャーコを助けてくれたら胸を揉ませてやる、と条件を提示し見事にデンジはニャーコを救い出す。約束通りデンジはパワーに胸を揉ませてもらうが、思っていたようなものではなかったデンジはショックを受ける。

 その後ふたりは同居をすることとなり、よきバディとしての関係を築くこととなる。

姫野

 第2巻より登場した姫野。公安対魔特異課というデンジの所属する対悪魔を目的とする課。そこに所属する姫野はデンジの先輩であり、デンジと同居するアキのバディ。眼帯が特徴的な彼女は第2巻に収録されたエピソード『エロキス』で、悪魔の討伐を条件にデンジへのキスを約束する。約束通り“永遠の悪魔”の討伐に成功。デンジたちの歓迎会を兼ねた飲み会で実際に姫野とデンジはキスをすることになるのだが、姫野はキスと同時に嘔吐。“ゲロキス”と呼ばれるこのシーンが作中で最も印象的という読者も少なくない。飲み会後、デンジは姫野の住む部屋に連れられて夜を共にしたものの、ふたりが一線を越えることはなく、友人となる。

レゼ

 第5巻で登場したカフェ店員のレゼ。朗らかで無邪気な少女にデンジは恋心を覚える。学校のプールで共に泳ぎ回るという青春漫画そのもののような夜を過ごしたデンジとレゼ。翌日の夏祭りの夜、16歳で公安のデビルハンターというデンジの境遇を引き合いに、逃避行を提案すると共にデンジに告白するレゼ。夜空に花火が破裂した瞬間にふたりは唇を重ねて......という恋愛コミックさながらの展開を見せた瞬間、舌を噛み切られるデンジ。レゼの正体は爆弾の悪魔に変身することができる「モルモット」と呼ばれる悪魔とも魔人とも呼べない存在。デンジの心臓を奪うために近づいたレゼだったが、チェンソーの悪魔に変身したデンジに敗北。その後命を落とすこととなる。

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