ヴァイス・メディア、バズフィード……無料コンテンツで苦境の新興Webメディア、活路となるのは?

「報道メディアが社会にとって重要なものであることは間違いなく、どう維持していくのかは大きな課題です。『ニューヨークタイムズ』は有料課金モデルで成功していますし、今や情報発信の方法はサイトにテキストを掲載するだけではなく、ニュースレターやメルマガ、ショート動画や音声サービスなどによって多角的に展開することもできます。独自のやり方でうまくいっているメディアもたくさんありますし、今後は生成AIの活用に踏み出すメディア企業が現れる一方、小規模でニッチなジャンルで読者と繋がり続けるメディアも増えていくのではないでしょうか。いずれにせよ、専門的な知見と経験を積んだジャーナリストや編集者は、メディア環境が変わってもなお必要とされる存在なので、形が変わりながらも存続していくはずです」

 新興メディアを巡る状況は大きな転換期を迎えているが、同時に新しいチャンスも生まれているのかもしれない。

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