声優でプロ雀士! 伊達朱里紗が主人公の漫画『朱色のステラ』連載開始「ありのままの私を見てほしい」


 伊達朱里紗といえば、アニメ『アイドルタイムプリパラ』の主人公・夢川ゆいの「ゆめかわっ!」というセリフと演技が印象的な声優だった。ところが、数年でイメージが一変。伊達は2019年から、日本プロ麻雀連盟に所属するプロ雀士として活躍。2021年には、KONAMI麻雀格闘倶楽部に所属するMリーガーとなり、しかも、めちゃくちゃ強いのである!

 そんな伊達を主人公にした漫画『朱色のステラ』が、12月1日に発売される『近代麻雀』で連載開始する。

伊達朱里紗が主人公の漫画『朱色のステラ』。第一線で活躍する伊達を笹倉綾人が漫画化。(C)笹倉綾人/近代麻雀

 声優で雀士という異色の経歴をもつ伊達が主人公となれば、注目せずにはいられない。伊達本人に漫画の見どころと、雀士としての意気込みを伺った。

声優で雀士の伊達朱里紗が漫画の主人公に!

――伊達朱里紗さんを主人公にした漫画『朱色のステラ』の連載が始まります。作画を担当されるのは、アニメファンにも人気の高い漫画家・笹倉綾人さんです。漫画化が決まった経緯を教えていただけますか。

伊達:近代麻雀の金本晃編集長から、私を主人公にした漫画の連載をしたいと連絡をいただいたのが始まりです。笹倉さんも麻雀やMリーグに関心があって、私のことも応援してくださっていたようで、今回の漫画化が決まりました。それまでは、Mリーガーの魚谷侑未さんを主人公にした漫画『泣き虫マーメイド 魚谷侑未物語』が連載されていましたが、入れ替わる形となりました。

――近代麻雀の金本編集長とは、今までご縁はあったのでしょうか。

伊達:2021年に桜蕾戦で優勝したとき、自戦記を書いてほしいと金本編集長から依頼があったんですよ。その後のMリーグでも結構いい結果を出せたのですが、やはり、自戦記の依頼がありました。実は私は自戦記を書くのが得意ではなく(笑)、時々お断りをしていたんですね。それでも金本編集長はめげずに、たびたび依頼をしてくださいました。

――まさに金本編集長の熱意も結実している『朱色のステラ』ですが、どのような漫画になるのでしょうか。

伊達:全7話の集中連載を予定しています。この中で、私が声優を目指していた頃から、プロ雀士になり、Mリーガーになってからある程度のところまで描く予定です。私は現役の雀士ですので、最終回は未来につながるような内容にまとめられればと思っています。

――驚いたのは、笹倉さんがストーリーも考えておられる点です。麻雀をはじめ、将棋、囲碁のような専門性の高いジャンルの漫画は、原作者が必須な気がするのですが。

伊達:笹倉さんとお会いしたときの印象は、ものすごく頭のいい女性だなということでした。それに、話をしていると、価値観や考え方が私に近い部分があるなと気づいたんです。この方だったら、私の考えを理解してくれて、面白いお話を作ってくれそうだと思いました。

――伊達さんから、ストーリーやキャラクターデザインに意見を出した点はありますか。

伊達:事前に笹倉さんから作画サンプルを見せていただき、少し眉毛を細くしてほしいとか、作画の色合いをどうするかといった話まで、何度も意見交換をしました。

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