【ワンピース考察】新四皇はどう戦うのか? 最終章で判明した新事実を考察

「ワノ国編で判明した新事実で1番印象的だったのは、やはり新四皇の誕生です。カイドウとリンリンが地位を落とし、新たに五皇であったルフィとバギーが新しい四皇となりました。これまでの四皇はどこか遠い存在というか、素性がよくわからない2人がいる状態でしたよね。しかしメンバーが入れ替わり、全員が物語初期から知っている顔馴染みとなりました。こうなるとどのような展開になっても、四皇同士の戦いがアツくなるのは間違いないです。そのうえで気になるのが、四皇同士のマッチアップと最初の脱落者でしょう。

 やはり最終章では、四皇同士が潰し合う展開が必ず描かれると思います。そこで誰と誰が戦い、誰が負けるのかは非常に興味がありますね。私としてはシャンクスが最初の脱落者になる可能性もあると思っています。ルフィの最終的な敵は、やっぱり黒ひげになると思うんです。しかしルフィには、黒ひげと戦う理由がないんですよね。たしかに黒ひげは兄が死ぬ原因となった人物です。しかしエースは正面から海賊同士の戦いで負け、処刑されたに過ぎません。そうなると悔しさこそあれど、怒りや恨みは少し足りない気がするんです。もし黒ひげが非人道的な方法で恩人であるシャンクスを打ち負かす展開があれば、ルフィにも火がつくかもしれません。

 また新たな四皇の中で異彩を放っているのが、バギーですよね。明らかに1人だけ格が違う彼ですが、元々彼は普通の海賊であれば名前を出すだけでも恐怖する王下七武海でした。そして海賊王のクルーであり、インペルダウン脱獄事件の主犯にもルフィと共に数えられています。そう考えると今の海で危険な4人を挙げたときに名前が出るのは、そこまで不自然ではないと思いました。さらに最新話ではクロスギルドという会社を作り、なんとクロコダイルとミホークを従えているという驚きの情報か明かされました。四皇同士の戦いが勃発した際に、彼らがどのような動きをみせるのかは注目したいです」

 長年姿が描かれなかった海軍最高戦力の素顔も、ワノ国編にて遂にお披露目となった。

「ワノ国編のラストで、ずっと謎になっていた緑牛の顔や能力も明かされましたね。個人的には、緑牛が作中でも屈指の悪い奴だったことに驚きました。差別を肯定する発言のオンパレードで、言動をみると1番の悪人かもしれません。しかし世界会議のマリージョアで描かれたときは、お調子者の印象で悪人の印象はありませんでした。赤鞘やヤマトと相対する前、彼は荒れ果てたワノ国や百獣海賊団大看板の養分を吸っていましたよね。もしかしたら緑牛は、養分と共に性格まで吸収してしまうのかもしれないです。尾田先生が緑牛はかっこいいキャラだと話していました。尾田先生がそう言う以上、必ず最後はかっこいいキャラになると思うんです。緑牛は非常に強力なので、今後は彼が誰の養分を吸うのかが重要になるのかもしれません」

 大盛り上がりであったワノ国編が終幕し、さらに加速しながら『ONE PIECE』は物語を進める。ワノ国編で明かされた新事実を整理しながら、本作の最終章を見届けてほしい。

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