『SAO』シリーズ強し！　最新刊がラノベランキング1位＆「プログレッシブ」や「ガンゲイル・オンライン」も登場

　もう1作、SAOシリーズで13位にランクインしている『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインXI -フィフス・スクワッド・ジャム〈上〉』（11月刊行）は、「キノの旅」シリーズの時雨沢恵一によって描かれる二次創作的なシリーズ最新刊だ。

　本編の「ファントム・バレット編」で舞台になったVRゲームのガンゲイル・オンラインは、西部劇のように銃器を使ったバトルを楽しむゲーム。銃器マニアの時雨沢が設定を気に入って、川原の許可をもらって描き始めたもので、女性2人がゲーム世界で繰り広げるガンアクションなどが人気となり、アニメ化もされた。SAOシリーズとキャラクターは重ならず、単独でも楽しめるというから、こちらでVRゲームものの面白さに触れるのも良いかもしれない。

　ランキングの2位は衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5』、3位は伏瀬『転生したらスライムだった件19』と、いずれも人気シリーズの新刊がランクインした。

　注目は8位の榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ11 ゲーマー兄妹たちはカップルにならなきゃ出られないそうです』。テレビアニメや劇場アニメにもなった人気シリーズの3年8カ月ぶりの新刊。異世界に召喚された兄妹が、神によって戦闘を禁止された世界で異種族との争いをゲームによって乗り越えていくスリリングな頭脳戦を、今回も読ませてくれると期待したい。