松井珠理奈『キン肉マン』へのアツい愛を語る アイドル活動とキン肉マンにまさかの共通点が?

 1979年に『週刊少年ジャンプ』で連載がスタート。80年代のジャンプ黄金世代を代表する作品であり、現在『週刊プレイボーイ』で連載が続いている『キン肉マン』。その「キン肉マン」をベースに、今回、新たなドキュメンタリードラマが誕生!

【第1話まるごと無料配信】「キン肉マン THE LOST LEGEND」眞栄田郷敦、玉城ティナ、綾野剛【WOWOW】

 『キン肉マン THE LOST LEGEND』と題されたそのドラマは、10月8日からWOWOWで放送・配信スタートされた。第1話はYouTube上でも無料配信されている。リアルサウンドでは本作について、元SKE48のメンバーであり、自身もリングに立ったことがあるほどのプロレス好き、そして『キン肉マン』も大好きという松井珠理奈へのインタビューを実施。

 前編(https://realsound.jp/movie/2021/10/post-875439.html)では、ドラマの面白さに迫ったが、今回後編(本稿)では松井の『キン肉マン』への愛を存分に語ってもらった。(関口裕一)

『キン肉マン』から教えてもらったこと

ーー前編ではドラマ『キン肉マン THE LOST LEGEND』の見所を中心に話を伺いましたが、今回は原作の『キン肉マン』、そしてプロレスについて掘り下げられればと思います。まず『キン肉マン』の印象に残っているシーンについてはパッと思い浮かぶシーンはどんなものでしょう?

松井:バッファローマンとキン肉マンとの戦いのあと、悪魔超人だったバッファローマンが最後の力を振り絞って自分のロングホーンを折って投げつけて、ミートくんの頭を助けたところです!

ーー最初に出てくるエピソードからさすがです(笑)。自らがバラバラにして(※10日以内にパーツを集めれば蘇生可能)、人質にしたミートくんの最後のパーツが時間切れで丸焦げになりそうなところを救い出すシーンですね。

松井:あれだけ悪いことをしていたバッファローマンが正義の心に目覚めたあのシーンは、子供心にもグッとくるものがありました。

ーーバッファローマンの凄惨な最後も含めて、あそこは僕も当時グッときました。では、次に松井さんが『キン肉マン』から教えてもらったこと、学んだことは何かありますか?

松井:月並みですけどやっぱり「友情パワー」という言葉ですかね。SKE48というグループで活動してきて、大人数のなかでいかに周りと力をあわせて、ダンスを揃えて、一体感を出して、ほかの48グループと戦っていくか。一人一人の個性も大事だけれど、それが単独行動にならないようにお互いの良さを引き出してより大きな魅力を作っていくことが必要で、そのためにはメンバーのことをお互いがわかり合うことが大事だし、「友情パワー」を感じる瞬間がありました。

ーー“わかり合う”というのはいまの正義超人のキーワードにもなっていますからね。松井さんはSKE48のなかでも同姓の松井玲奈さんとW松井として取り上げられたこともありました。2人でコンビを組むというところでプロレスのタッグとシンクロする部分みたいなものはありましたか?

松井:48グループは2人で1つのペアとしてグループの先頭に立って、という取り上げられ方も多いですからね。私たちはW松井でしたし、前田敦子さんだったら大島優子さんと、みたいな。そうなったときに、必ずもう一人と比べられたりもするので、私も最初はちょっと嫌だなと思った時期もありました。でも2人でいるからこそ、お互いの個性がより輝くし、コンビを組んでいるからこそ注目してもらえることもありました。仲間だけど負けないように頑張ろうと思える、お互いが切磋琢磨して、ペアそのものの魅力を大きくしていく。そういう存在がいたから、自分はここまでこれたと思いますし、タッグチームとしてのひとつの形ではあったのかなと。

「ヒールもやってみたいんです!」

ドラマ『キン肉マン THE LOST LEGEND』にはハリウッドザコシショウがベンキマンとして登場

ーー個人だけでなく、タッグや団体だからこそ発揮できる力がある、というのは『キン肉マン』、そしてプロレスに通じるところですね。さて、松井さんはかつて『豆腐プロレス』というドラマの中で、「ハリウッドJURINA」というレスラー役で実際にリングに立った経験がありますね。そこであえてプロレスラー・ハリウッドJURINAとして答えていただきたいのですが、もし『キン肉マン』の超人とタッグを組むとしたら、誰とタッグを組んでみたいですか?

松井:これはもう、バッファローマン一択です!

ーーバッファローマン好きすぎですね(笑)。

松井:はい(笑)。でも、これにはちゃんとした理由があって、ハリウッドJURINAはベビーフェイスのレスラーなので、もし次にレスラーをやるとしたら、ヒールもやってみたいんです! 

ーーなるほど、次はヒールターンしたいと。では、逆に松井さんが戦ってみたい超人は誰になるでしょう? まさかベンキマンじゃないですよね?

松井:ベンキマンは絶対嫌です!(笑)。 うーん……ラーメンマンかな?

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