一見上手な美形キャラのイラストが激変? 元週刊少年漫画誌連載作家の添削動画でわかる“プロの技術”
かつては雑誌を中心とした限られたスペースを舞台にしていた漫画が、現在は各種SNSやアプリなど、多くの場所で楽しめるようになった。漫画家を目指すクリエイターにとってもチャンスが広がっているなかで、漫画やイラストの“添削動画”が人気を博している。
そのトップランナーのひとりと言えるのが、週刊少年漫画誌での連載経験を持つ、漫画家のペガサスハイド氏だ。視聴者から漫画やイラストを募集し、プロの目線から的確なアドバイスを送り、さらには実演して見せることで、多くのフォロワーを獲得している。YouTubeのチャンネル登録者数は14.6万人に及び、100万再生を超える動画もある人気ぶりだ。
8月14日に公開された動画「#58 一見上手なイラストもプロが見れば…? 男性が描いたイケメンイラスト添削」では、タイトルの通り、20歳男性が描いた、美形の男性キャラクターの添削が行われた。一見非常に上手で、商業誌に載っていてもおかしくないように見えるが、プロの視点から見るとどうだろうか。
ペガサスハイド氏は漫画にしてもイラストにしても、まずはそのクリエイターの個性を受け止め、「いいところ」を褒めることから始める。今回、応募者のパリパリクレープさんは「ダメなところをバシバシ、僕のメンタルが崩壊するまで言ってください!」と、覚悟のコメントを寄せていたが、ペガサスハイド氏は「うまいと思う。この絵を見て下手だという人はいないでしょう?」「男性の作家で、男性キャラクターをここまでカッコよく描ける人はなかなかいない」と称賛。「吸血鬼界の王」という設定についても、「人を見下しているような表情がよく出ている」と評価していた。