『ときめきトゥナイト それから』お馴染みのキャラが続々登場 蘭世編からの読者にはデジャヴ的展開?
デジャヴ?
第2話は、次から次へと蘭世を守ってあげたい人たちが登場するので、蘭世を持ち上げすぎだと感じなくもありません。
そう思う一方で、筆者はデジャヴを感じていました。筆者が『ときめきトゥナイト』と出会ったのはなるみ編の終わり頃。本格的に『ときめき〜』を読み始めたのは愛良編で、シリーズが勢いを失いつつある時でした。いつものように「りぼん」(集英社)を読んでいると、姉を持つ友人が「『ときめきトゥナイト』はなんと言っても蘭世編がすごい。蘭世編を読まずに『ときめきトゥナイト』は語れない。」と、いかに蘭世編がすごいのかを熱弁し始めたのです。それはまるで、「蘭世編を知らないなんて人生を損している」とでも言いたいかのようでした。
第2話は、あの日あの時、蘭世と蘭世編をありとあらゆる角度から褒めていた少女と重なりました。筆者と同じような経験をした人は、第2話を読んでデジャヴを感じるかもしれません。それくらい、キャラクターたちの蘭世愛がすごいんです。
真壁家の人々の今と蘭世の立ち位置が説明され、物語の進展を感じさせる『ときめきトゥナイト それから』。色々起こりそうな第3話が読める「Cookie」は9月26日発売です。
■書籍情報
「Cookie(クッキー)」9月号
定価:700円(電子版)
出版社:集英社