菊地姫奈、1st写真集に先駆けたグラビアで見せた圧倒的才能 逞ましさも感じる1枚に注目

 菊地姫奈が8月4日発売の『週刊少年マガジン』36・37合併号(講談社)の巻頭グラビアに登場した。ミスマガジン2020で「ミス少年マガジン」を受賞してから、もうすぐ1年が経とうとしている。数々のグラビア誌に登場しては、魅惑的な存在感を披露してきた彼女だが、今年10月6日に待望の1st写真集が発売されることが決定した。女優を志す16歳の少女の今を残した貴重な一冊。誌面では、その先行カットが大胆に掲載されている。

1st写真集の先行カットが示す菊地姫奈の今

 セーラー服と雪。首にはマフラーを、手には手袋を。しっかり防寒して、まっさらな雪の上に足跡を残す。寒さに負けじと笑顔を見せる菊地姫奈の向こう側に広がっているのは、白一色の雪景色。その何もなさが、無限に広がる彼女の未来を示唆しているような気がしてくる。将来への道筋は自分で描いていくという強い意志の表れか。そのままどんどん向こう側へと歩いて行ってしまいそうな足取りの軽さも感じる。

 続く見開き。「写真集発売」の文言と並んで、透き通った海で横になる菊地姫奈の姿がある。ミスマガで賞を獲ったときの姿と重なる真っ白なビキニ。菊地姫奈にとって、大きな一歩となったあの瞬間。これから先どれほど感動的な場面に出くわそうとも、記憶から消え去ることのない始まりの出来事。5年後、10年後と時間が経つにつれ、原点の記憶はより根強いものになっていくのだろう。きっとこの1st写真集は、菊地姫奈の始まりを記録した貴重なカットがいっぱい詰まっているはずだ。

 笑顔じゃない表情が不思議としっくりくる。何を考えているのか分からないミステリアスさを秘めていながら、ふとした瞬間に無邪気な笑顔を見せてくれるから、表情の変化をいつまでも追いかけていたくなる。何かを考えているようでうまく考えきれないまま、モヤモヤをぼんやりと燻らせて、目の前の楽しさで気を紛らわせていた16歳の感覚を思い出す。夢に向かって一直線な菊地姫奈はそれだけで逞ましい。グラビアというひとつの表現の場所で見せる真っ白な心。はっきり色を塗っていくのはもう少し先かもしれない。

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